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2006年6月29日 (木)

【小説】 7/25発売「神様のおきにいり」

Isbn4840115737_7  メディアファクトリー様の第二回MF文庫Jライトノベル新人賞で佳作を受賞させていただきました。
 7/25には小説デビュー作の「神様のおきにいり」が発売されます。
 クトゥルフ神話とは関わりのない物語ですが、妖怪たちがたくさん登場する楽しい小説です。
 私のTRPGのシナリオが好きなかたや、妖怪好きのかたにお奨めの一冊。
 是非、読んでみてください。

 詳しくは、こちらの公式サイトで。

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2006年6月24日 (土)

【食事】 ナンの美味しいカレー屋「シディーク」その3

 恥ずかしながら、自分はシーフードカレーというものを食べたことがない。
 なにが悲しくてカレーに肉の代わりに、シーフードを入れねばならないのだ。
 肉でいいじゃん!
 肉最高じゃん!
 シーフードもいいけど、でも肉の代わりにはならないだろ。
 あとシーフードカレーって、高いし……ね。

 まあ、そんなわけで自分はシーフードカレーに対して敵対心とひそかな憧れをもっていたのだが、今回、お気に入りのカレー屋「シディーク」で海老のカレー「プローンカレー」に挑戦してみた。Photo_26
 普通、シーフードカレーというと、イカとか海老とかホタテとかたっぷり入ったカレーを想像するが、こちらの具はやや小ぶりの剥き海老のみ。
 海老特有の香りはしない。
 見た目はとても濃いブイヤベースのような感じ。
 まずは一口食べてみる。
 とろりとしたポタージュのような舌触りで、味は複雑。
 ただし、海老のほうは、だいぶ安い物を使用しているようで、歯ごたえも旨味もない。
 そして、一般的なカレーという味わいもない。
 香辛料は控えめで、マイルドな、ナニかのシチュー。そんな感じ。
 正直、これを別の店で出されたら、カレーだとは思わなかっただろう。
 味は悪くないのだが、ナンにつけてカレーとして食べてみると、やや物足りない。
 とにかくマイルド。スープにパンをつけて食べているような感覚。
 う~ん、プローンカレーには悪いのだが、こちらと予想していたものとだいぶかけ離れていたので、ちょっとこれは外れだったかなぁ。

 やはり自分が想像するようなシーフードカレーは、せめて1,500円ぐらい払って、ちゃんとしたお店で食べないといけないようだ。
 でも、だったらその店で肉の入ったカレーを食べた方が幸せのような気がするしなぁ……と、そんなこと言っているから、いつまでたっても本物のシーフードカレーを味わうことができなんだけどね。

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2006年6月21日 (水)

【食事】 豚の角煮どーん「背油豚骨 のあ」

 渋谷に行く用事があったので、前から気になっていたラーメン屋で夕食を食べることにする。
 その名も「背油豚骨 のあ」という。凄い名前だ。実に背脂好きの私の食欲をそそる。
 店は地下にあり、入口からはとてもラーメン屋があるとは思えない。知らない人だったら、たぶん入るのに躊躇することだろう。
 店内もラーメン屋とは思えない間取りである。
 座席はカウンターのみ。しかし、椅子はよくラーメン屋などのカウンターにあるに一本足の丸椅子ではなく、なぜか四本足のレストランなどにありそうな普通の椅子だ。
 しかも、座席はカウンターだけだというのに、店内はやたらと広い。椅子の背後には、順番待ちの人が座るための椅子が並べられているのだが、それでもこの広さの半分ぐらいでも十分に店舗としては足りるているだろう。
 テーブル席などを置かないのは、おそらくマスターひとりで切り盛りをしているため、そこまで客をさばけないという理由からだろう。
 そして、きわめつけはスポーツバーなどに置いているような巨大テレビで流される洋楽映像。
 もうどう見てもラーメン屋とは思えない雰囲気である。
 ただし、広々としているのは客としては問題ない。身体も動かせないような狭いラーメン屋よりは断然にマシである。

 さて、ここは食券製なのだが、その券売機が旧千円札しか使用できないという致命的な欠点がある。
 旧千円札を持っていない人は、カウンター脇につるされた旧千円札と自分の千円札を勝手に交換している。不用心な気もするが、常連客ばかり店のような気がするので問題は無いのだろう。
 自分は前もって知っていたので、小銭を沢山持っていたので問題なし。
 初めてのラーメン屋では、必ず店で一番シンプルな「ラーメン」を頼むことにしているので、ラーメンを選択。ちなみに600円。

 カウンターの向こうでは、人の良さそうなマスターがひとりでゆったりと働いている。
 カウンターにはサービスのキムチが置いてあるので、待ち時間の間、それをポリポリと食べている。昆布の入った、やや甘口のキムチである。
 
 さて、ようやく待ちに待ったラーメンが登場。Photo_24
 圧巻なのは、そのチャーシューの大きさ。
 それはチャーシューというよりは、豚の角煮である。
 しかも、でかい。どんぶりの端から端まである。B5サイズの紙の縦幅ぐらいある、豚バラ肉が一本、どんとラーメンにのっている。
 これで600円とは驚きの価格。普通のラーメン屋のチャーシューメンよりも肉の量は多そうだ。
 そんな見た目の迫力のわりには、スープのほうはややあっさり目の豚骨醤油。そこに大量の背脂がのって、こってり感を増加させている。
 肉を食べつつ麺をすする。Photo_25
 普通は麺の合間に肉を食べるなのだが、このラーメンの場合、肉をおかずに麺をすするといった感じだ。
 さて、肉のお味のほうだが申し分ない。とろとろに煮込まれた、まさしく豚の角煮。
 飲み屋でこの角煮だけを600円で出されても文句は言わないぐらいである。
 というか、食べていて、これほどビールか白いご飯が恋しくなるラーメンは珍しいだろう。

 そんなわけで、肉の量には驚かされたが、角煮好きの自分には問題なし。
 週に何度も食べたら早死にしそうだが、月に一回ぐらいなら食べてみたい、そんなラーメンであった。
 難を言うならば、肉の量に対して、麺の量がやや少ない感じ。ペース配分を間違えると、最後に肉が残ってしまう。
 次回食べる機会があったら、大盛りにしよう。

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2006年6月17日 (土)

【食事】 ウィルキンソン・ジンジャーエール

 ウィルキンソン・ジンジャーエールを買ってきた。
 通勤途中にあるカルディコーヒーファームで購入。1本80円ちょっとぐらい。
 とりあえず6本ほどまとめ買いする。Photo_23
 よく冷やして、たくさん氷を入れたタンブラーにそそぐ。
 ちょっと一口……ぐっ、辛っ!
 まあ、味は以前飲んだとおり。これはこれで良い。
 しかし、コップで飲んでいると、なんだかだんだんと口のまわりがひりひりしてきた。
 やがて、我慢ならないほどひりひりが強くなる。以前はラッパ飲みしたから気にならなかったが、ヒゲの剃り跡にしみているのかもしれない。
 これはいかんと台所でストローを探す。滅多に使わないモノだから、どこにあるのやら……
 ようやく見つけて、ストローでちゅうちゅうと飲む。
 うむ、これなら問題なし。
 今後はラッパ飲みするか、ストローで飲むことにしよう。

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2006年6月14日 (水)

【TRPG】 6/25 TGRCONにキーパーとして参加

 6月25日(日)に渋谷で開催されるTGRCONに参加予定。
 私は「クトゥルフ神話TRPG」のキーパーをさせていただきます。
 最近、クトゥルフと帝国ばかりやっていましたけど、今度の舞台は現代日本。
 京都で発見された謎の遺物「青い釧」を巡る、神話的謎に挑んで貰うという、ちょっとミステリータッチなシナリオです。
 私の他にも、「クトゥルフの帝国」の卓がたつ予定なので、コンベンションでは珍しくクトゥルフが2卓もあるという。
 普段、クトゥルフができないよー、というかたは参加されてみてはいかが。
 ただし、このコンベンションは要予約なのでご注意。
 詳しくは公式サイトまで。
http://www.trpg.net/circle/TGRCON/

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2006年6月 9日 (金)

【食事】 酒盗とジンジャーエール

「蔵之助」での呑み会の後半。
 ちゃんこなど食べて腹がくちくなってきたところで、いろいろ目新しいメニューを試してみる。
 その中で目についたのが「甘エビの酒盗和え」というもの。
 みんなで頭の中で味を想像してみるが、どうしても甘エビに酒盗が乗っている味しか思い浮かばない。
 で……それって美味しいのか?
 しかし、以前、酒盗にはクリームチーズ和えることによって、まったく次元の違う食べ物に昇華するという経歴もあるので油断はならない。
 酒盗のポテンシャルに期待して、満を持して注文。Photo_21
 見た目もそのまま。甘エビの上に酒盗が乗っているだけだ。
 食べてみると、うん、やっぱり甘エビの上に酒盗が乗っているだけだ。
「そりゃああたりまえだよ」「酒盗に罪は無いよ」とうなずきあう我々。
 残った酒盗をそれだけで食べているほうが美味しい気もするが、それは言わない約束である。ちなみに、ここの酒盗は甘塩タイプでまろやかな味わいであった。

 ところで、新たな味の発見があった。
 日本酒に飽きた友人が「しょうがサワー」なるものを頼んだところ、ジンジャーエールと焼酎が出てきた。
 興味深いのは、このジンジャーエール。
 ウィルキンソンジンジャーエールという銘柄で、とにかく生姜の存在感が強烈。Photo_22
 臭いだけでも中に生姜が入っていることがはっきりとわかる。その味は生姜湯に炭酸を入れたような、実に濃い味。
 お店の人がサービスで1本くれたので、みんなでまわし飲みしてみたが、これはきついと眉をひそめる人も。だが、ジンジャーエール好き、生姜好きの私としてはかなり気に入った。カナダドライよりもいいかも。
 ただ、日常生活で飲むというよりは、風邪気味の日とか、風呂上がり、仕事が滞ってだらけたときなどに飲みたい味だ。
 このウィルキンソンジンジャーエールだが、インターネットで調べてみるとカクテルなどでは定番として使用される有名な銘柄らしい。
 寡聞にして私は知らなかったのだが、これは良いモノと出会えた。収穫である。
 今度、近所の酒屋で探してみよう。

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【食事】 燗をゆっくり楽しむ「蔵之助」

 仕事が一段落したので、友人たちを誘って池袋の「蔵之助」で呑むことにする。ここは最近お気に入りのお店。
 金曜日に座席だけの予約ができるところが素晴らしい。普通なら宴会コースを選んでくれとか言われるところだが。
 さらに、今回はラッキーなことに個室を使用することができた。我々の会話はよその人に聞かれると恥ずかしいような内容なので、こういう個室は気兼ねなく馬鹿話ができて嬉しい。

 テーブルに腰を下ろして最初の注文は「美少年・ひやおろし」の一升瓶を丸ごと一本。
 今回は4人なので、当然のチョイスであろう。
 ちょうど日本酒の本を読んでいて、燗の美味しさについて勉強していたところだったので、駄目もとで冷やでなくて、燗にして持ってきてくれと頼むと、可能だという。なんと、わざわざ燗をつけるのも面倒だろうに……サービスの良い店である。
 ただ、ぬる燗は無理で、熱燗になるという。よくわからないが、機械で燗をつけているのだろうか? その割には、燗の温度もムラがあった気もするが。
 ともあれ、美少年のロゴのついた徳利を並べて、差しつ差されつ、手酌もしつつ、くいくいと杯を進めていく。
「美少年・ひやおろし」は燗で呑んでみると、味がとても軽い。思わず割り水をしてあるのかと思うぐらい。ただ、最初の一口は物足りない感じだが、杯が進むにつれてちょうど良い味になってきたような。

Photo_19 写真は「ホッキ貝のバター醤油焼き」だ。
 貝殻の成分が反応しているのか、炎が青白く立ちのぼりきれいだったりする。
 味のほうもなかなか。バターと醤油は人間の官能をくすぐる媚薬と考えても良いだろう。
 もう一枚は、牛すじ煮に並んでお奨めの「イカワタの味噌漬け」である。Photo_20
 その名の通り、イカワタを丸ごとひとつ味噌で漬けたものだ。
 舌の上に乗せてとろ~りとワタの旨味を楽しむ。味噌のおかげで生臭さは消えており、適度な塩気がワタの味を引き立たせている。
 友人たちは白い御飯が欲しいと言っていたが、私は燗が一番合うと思う。

〈つづく〉

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