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2006年9月16日 (土)

【食事】 餃子で満腹の「弄堂」

 月イチのゲーム会。
 今回は三度目となる「迷宮キングダム」をプレイする。
 付属シナリオのほうはプレイしてしまったので、今回からマスターのオリジナルシナリオである。
 我が伯爵領が属する王国で、お家騒動が起きているとか、起きていないとか、なんとなくキャンペーンっぽい伏線があったり。
 ただし、そんな話とは無縁のところで、シナリオの本編は領地に流れ着いた吉良上野介というサムライを追ってきた不埒な四十七人の浪人どもを女伯様率いる宮廷の面々が返り討ちにするという内容であった。
 あいかわらず戦って、戦って、罠を解除して、そして戦うダンジョンシナリオなのだが、今回のダンジョンはあまりに厳しすぎて、プレイヤー全員からブーイング。
 次から次へとボスキャラクラスの敵が出てくるわ、ほぼすべての部屋に危険なトラップがあるわで、なんというかとにかくこっぴどく痛めつけられたという印象のダンジョンであった。
 クリアー後、伯爵領の名物観光地の「ツンデレの泉」を大幅に拡張して、「ツンツンデレデレの泉」にレベルアップさせる。なんかこの観光地の収入だけで十分に領地の運営は可能のような気がするのだが……
「もうこれからは観光地経営だけして、ダンジョンなんか行きたくないなー」というのが宮廷の面々の正直な感想であった。

 その後、いつものとおり呑み会へ。
 今回は中華料理を食べたくなったので、ゲーム会場のすぐ近くにあった「弄堂」というお店に入る。
 といっても、気取った店ではなく、ラーメン屋のような店である。ただし、夜は飲み屋としても利用できるらしい。
 インターネットで収集した情報と異なる部分(開店時間が1時間遅い、料理の価格がやや高い)が多々あったので少し不安になる。
 まずはピータン豆腐を注文。
Photo_56  私はピータンが好きである。
 深夜、自分の部屋でスコッチのつまみに、ひとりでもむもむとピータンだけ食べるぐらい好きである。
 だから、ピータン豆腐は外せない……と思ったのに!
 駄目だ、このピータン豆腐にはピータン分が圧倒的に不足している。これでは豆腐ピータンだ。
 よく考えると、ピータンなんて店で食べても、家で食べても同じモノのような気がするから、わざわざ頼むことはなかったかも(後日、デパートでピータンを買って、自宅で満足いくまで食べた)。
 で、お次はここの名物料理であるという餃子である。
Photo_57  餃子は好きなのだが、どうしても餃子を食べるとビールが飲みたくなるので、あまりランチなどでは食べることがない。
 前々から、餃子がガッツリと食べられる店で、呑み会をしたかったので、かなり期待をしていた。
 値段は五個で290円と、ラーメン屋よりも安いぐらいだが、味のほうは満足のでき。焼き加減もバッチリで、値段の割りには完成度が高い。これは大好評。
 あと、ニンニクがごろっと丸ごと一個入ったニンニク餃子も頼んでみたが、こちらもなかなか。
 見た目が普通の餃子と変わりなく、さらに同じ皿にどさっと盛られて持ってくるので、気づかずにニンニク餃子を食べてビックリするというサプライズもある。
 水餃子のほうもどんぶり一杯290円と安いが、こちらもなかなか。やまほど焼餃子を頼んだ上に、さらに水餃子までひとりに一杯ずつ頼んで、もしゃもしゃと食べていると、お店の人に少し変な目で見られた。やっぱり食べ過ぎだなー、このメンツは。
Photo_58  あと、先日、横浜中華街で食べた味が忘れられず、エビチリも頼んでみる。メニューには「大海老のチリソース」とあるので、大海老ってなに? と思ったが、たぶんブラックタイガーと思われる。
 こちらもなかなかいけるが、特筆するほどのものでもなかった。
 ところで、エビチリに海老の尻尾の殻をつけたまま出すパターンと、全部剥いているパターンがあるが、私は断然殻無し派である。
 殻がついていたほうが旨味が出るような気もするが、そんなことより食べやすさを重視したい。友人の中にはエビチリの尻尾は食べてしまうという人もいたが、これは同意しかねる。海老の尻尾は、海老の尻尾であり、食べるべきものではないというのが、私の持論である。
 せっかくの海老のぷりぷり感が、尻尾のせいで損なわれてしまっては意味がないではないかと。
 まあ、食べるなとは言わないが。
 あと、写真は無いが、ここのトンポーローはなかなかおすすめ。価格の割りには、皮付き豚肉を八角の香りが良いソースでしっかりと煮込んであって良い仕事をしている。
 呑みのほうは、生ビールの鮮度が悪いのか、ちょっと金属っぽい匂いがしたので、早々に紹興酒に移った。
 ボトルで頼んで、グラスにがばがばついでストレートで呑む。表に出しっぱなしになっていたものなのか若干生ぬるいが、紹興酒はぬるいぐらいがちょうど良いので、かぱかぱと呑んだ。普段は臭くて呑みづらいが、脂っこい中華料理を食べているときだけは、この酒が美味しく感じられるから不思議である。しかし、ボトルを飲み干す頃には、さすがにちょっと飽きが来ていたかも……
 他のメンツは、早々に呑みをやめてご飯を食べ始めている。もともと酒の強いほうではないのだが、最近は乾杯の一杯を終えたら、すぐにご飯を食べ出すというのが習慣になりつつある。料理も酒合うかではなく、白いご飯に合うかどうかで判断しているのだから、酒飲みのこちらとしては困ったモノである。もっとも、白いご飯に合うものは、酒にも良く合うモノが多いのだが……
 そんなわけで、テーブル一杯の中華料理を前に、どんぶりメシをかっ喰らう男たちと、紹興酒のボトルを手酌する男たちが混沌とする、異様な集団になってしまった。
 全体としては、かなり満足のお店であり、またひとつ、我々の呑みスポットを増やすことができた。
 ただし、一部のメニューには外れがあるので、この店での勝ちパターンを模索するためには、もう一度ぐらいはリサーチが必要であろう。

 このあと、腹ごなしもかねて、ルノアールにてアイスコーヒーを飲みながらダラダラと小説のことなどをおしゃべりして解散。
 なかなか充実した一日であった。

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