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2006年12月 9日 (土)

【食事】 あんこうのドブ汁を「いさみ」

 せっかくの忘年会なので、ちょっと贅沢にあんこう鍋を食べに行った。
 このお店のあんこう鍋は、ダシに肝を溶いた「ドブ汁」と呼ばれるものである。
 普通、最初に肝を溶いて、そのあとで味噌などで味付けをするような気がするが、ここは味噌ダシにあとから肝を溶く。
 皿の上に盛られたあん肝ペーストを、ねっとりとした視線で見つめる我々。

「……これが肝だよね?」 ぺろり
「うん、肝だよね?」 ぺろり
「もうちょっと味見をしてみないことには……」 ぺろり
「うまいね、これ」 ぺろぺろり

Photo_91 油断していたら、ダシに溶かす肝が無くなりそうな勢い。けど、なんか妙に美味しくて困ってしまう。
「もったいな~い」という声を無視し、心を鬼にしてあん肝をダシに溶かしていく。
 まったく、これで不味いわけがない。けしからんな、ドブ汁め。
 責任者出てこい、褒めてつかわす!

 さて、骨付きの身から煮ていき、それから野菜などを投入。コラーゲンたっぷりのあんこうの皮は最後に入場。
Photo_90  あんこうの身は下ゆでされているので、野菜がしなっとなったらもう食べ時だ。
 食べてみると、おもったより肝の味が感じられない。もっとこってりとした味かと思ったが、風味程度にとどまっている。これはちょっと拍子抜けだった。
 とはいえ、やはり身の引き締まったぷりぷりの白身魚の鍋は幸せの味がする。
 肋骨まわりの身が美味しい。はふはふ骨をつかんで食べていく。
 あんこう鍋はあまり食べたことがないので、すっかり味を忘れていたが、タラよりはフグに近い感じ。
 ついついダシを飲んでしまい、このままでは雑炊にするときに肝の味がなくなってしまうということで、ダシ飲み禁止令が急遽発令された。
 煮込んでみると野菜もかさが減るので、ぺろっと平らげてしまった。
 お次はいよいよ雑炊である。
 ここの雑炊はネギやきざみ海苔の他に、小ナメコもついていて、ちょっと気が利いている。
 卵をかき混ぜようとするが、なんか黄身がぷりぷりしていてなかなか混ざらない。新鮮な卵だからなのだろうか?
 さすがにダシが減っていたので、ちょっと味噌ダシを追加して、ご飯を投入。
Photo_89  溶き卵を入れて完成となったが……なんか見た目は最悪……(笑)
 けど、味は良い。ようやくダシの肝が活きてきたという感じだ。ちょっと塩味が足りなかったので、適時、醤油をたらすとこれがまた美味しい。
 雑炊というよりは、あん肝のリゾットというか、なにか新しい料理を食べている感じである。
 それにしても、せっかくおまけでつけてくれた小ナメコの存在感の無さは笑えるほどであった。
 すべての味はあん肝の元に統合されてしまっている。素晴らしきかな、あん肝。
 こちらもあっという間に残さずぺろっと平らげてしまった。
 なんというか、ドブ汁はこの雑炊をつくるために存在しているね。身を食べるのは、その前準備なんだよ、きっと。

 目新しいモノをいろいろ食べて、なかなか楽しい忘年会であった。
 値段はちょっと高くついたが、年に一度ならこのぐらい贅沢しても良いかと。 

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