【食事】 年末年始ゲーム合宿 飲んだくれ編
年末年始は、すべてを忘れてゲームと酒三昧の日々を送ることにしている。
大晦日から正月三が日まで、都内の安宿に男5人が泊まりこみでゲームをして、飲み倒すという、実に不健康なイベントである。
今年で、このイベントも8年目ぐらいだろうか?
主役はあくまでゲームであるが、酒も忘れてはならない重要なアイテムだ。
まずは、大晦日、年越しの景気づけ用としてのスパークリングワイン。
私はワインの銘柄についてはさっぱりなのだが、最近、美味しいという噂をちらりと聞いたフレシネ・コルドンネグロが近所のスーパーで1,000円ちょっとで売っていたので、試しに買ってみた。
年の瀬に「ポン!」とスパークリングワインの栓を抜くと、一年が終わったなという気持ちにさせられる。これも8年続けてきた習慣のひとつだ。
驚くほど口当たりが軽く、まったく癖が無い。飲みやすさを美味しさと表現するのならば、これは高得点だろう。
ただ、あまりの飲みやすさに、美味しいサイダーを飲んでいるような気分になる。なんというか、ワインを飲んでいる気があまりしない。
もっとも、ワイワイと宴会で飲むようなスパークリングワインなら、この軽さでちょうど良いのかもしれない。
あまり酒が好きではない面々にはこの軽さは好評だったようなので、ちょっと憶えておこう。
日本酒はメインに神亀の純米。熱燗にしてもたまらない美味しさという評判の酒。
たまたま売っているのを見かけたので、お試し用として、開運の生酒。こちらは冬の間しか飲めない酒である。
神亀はなんというか驚くほどボディーの強い酒であった。ゲームでへとへとに疲れている深夜にばかり飲んでいたからかもしれないが、くいくいと杯が進むというタイプの酒ではなかった。熱燗で飲んだせいもあるだろうが、湯のみ半分のぬる燗がすっかり冷えてしまったころにようやく飲み終わるぐらいのペースがちょうど良いという感じ。
下手をすると酒臭さが嫌味に感じられるときもあり、「これは美味しい」という気持ちにはいまいちなれなかった。
居酒屋で一合飲むには良いかもしれないが、続けて飲むと飽きがくるかも。
評判の良い酒だったので、自分に合わなかったのは、ちょっと意外な感じ。飲み方や、体調の問題かもしれないが。
ちなみに、宿で熱燗をつけるときには、大きめのコップに日本酒を入れて、熱い湯を少しだけ張ったお風呂に5分ぐらいつけておく。
風情もへったくれもないが、これでちょうど良く燗がつく。是非、お試しあれ。
一方、開運の生酒だが、こちらは予想外に美味しい。
これまで開運は何種類か飲んだが、この生酒のフレッシュさはちょっと驚きを感じさせるほど。さわやかな日本酒という言葉がぴったり合う感じ。
大吟醸などでさわやかな味だと評判の酒は、ややもするとワインのような果実酒に近い味になって、日本酒らしさが無いので、私はあまり好きではない。
だが、こちらはきちんと日本酒の味がする。
ある日本酒の本では、生酒は日本酒の製造過程の途中の酒であり、そんなものを有難がって飲むものではないとあったが、この酒は有難がる価値はあるかと思われる。もしかすると生酒ということで温度管理がしっかりされ、劣化していないから美味しいのかもしれない。製造年月日は12月であったし、まさに詰めたての酒である。
まあ、とにかく美味しいのだから理屈は不要。
こちらは、みんなにも大好評であっという間に無くなってしまった。
試しに買ってみたが大当たりであった。これは忘れずに、来年の年末になったら買わねばと心に誓う。
あとは酒があまり好きではない連中が飲む、カルーア。
これを牛乳にまぜてカルーアミルクにして飲んでいる。はたから見ていると、コーヒー牛乳を飲んでいるようにしか見えない。
こちらばかり美味い酒を飲んでいるのは気が引けたので、少しでも美味しいカルーアミルクを作ってくれと、宿の近くの松坂屋スーパーで売っていた一番高い牛乳(1パック400円)を用意した。
とりあえず、味見とばかりに牛乳だけ飲んでみたが……うーん、普通の牛乳の2.5倍の金銭価値は無いな。ちょっと美味しい牛乳ぐらい。
あと、酒が足りなくなったときの非常用として、サントリーのアクアヴィーテというポリフェノールが入っているとかいう変わったウィスキーを用意しておいたが、酒はちょうど良い量だったので、これは詮をあけずに持ち帰ることとなった。
いつもは居酒屋でばかり飲んでいるが、こうしてじっくりと帰りを心配しないで飲むというのは、また違った楽しさがある。
もっとも、ゲームの後だと、へとへとになっていて、ワイワイとは盛り上がって酒を飲むというよりは、じっくりその日のゲームの反省会をするほうがメインになってしまっている気もするが……
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