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2007年1月 3日 (水)

【雑談】 年末年始ゲーム合宿 パラノイアカードゲーム編

 アメリカで発売されているTRPG「パラノイア」は、そのインパクトのあるコンセプトにより、未訳ながら日本にも多くのファンがいるゲームである。Paranoia
 私もこのゲームは大好きで、苦手な英語に取り組みながら、何度かマスターをしたものである。
 そんなパラノイアの説明は、当ホームページの「義務幸福」を読んでもらうとして……
 今回、年末年始ゲーム合宿で、このパラノイアをカードゲームにした、その名もパラノイアカードゲームを遊んでみた。
 非常に原作となったTRPGに忠実なゲームと言えるだろう。マスター不在でTRPGをやっているような気分になる。
 ゲームは他のプレイヤーのクローン(シューティングゲームの残機のようなもの)をゼロにすることが目的。誰かひとりでもゼロになった途端にゲームは終了。その時点で一番出世していたプレイヤーが勝利する。
 ただ、忠実な市民(このゲームでのプレイヤーキャラクターのこと)を無闇に殺すと、自分も罪に問われてしまう。そのため、いろいろなカードと策謀を駆使して、その市民に反逆者の濡れ衣を着せて、その上でしっかりと殺すのである。
 順調に任務をこなしていくと、どんどん出世して強力なキャラクターに成長するのだが、そうすると他のプレイヤーから妬まれ、狙われ、やたらと反逆者の濡れ衣を着せられてしまうというのはマルチゲームの基本である。
 もっとも、特に目立ったことをしなくても、なんとなく巻き添えを食らって死ぬことも多々ある。
 あまり深く考えずに、パラノイアの世界の住人になりきって馬鹿をやって、大笑いするのが正しい遊び方だろう。
 一応、市民たちが解決しなければいけない事件が、ミッションカードというもので提示されるのだが、他の市民を陥れるのに忙しくて、誰も解決しようとしないのは、実にパラノイアらしい風景である。
 ただし、このミッションカードのギャグはなかなかセンスが良くて、めくられるたびに笑いが起きる。
 難点を言うならば、ゼロにしなければならないクローンが6体(これは原作どおり)もいるのは、ちょっと多すぎかと。ゲームが長引きすぎて、だんだんと疲れてくる。実際、我々はいろいろ深く考えながらやったせいもあるが、1プレイに3時間ぐらいかかってしまった。
 今度やるときは、3体ぐらいでやったほうがテンションが維持できるかと思う。

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