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2007年7月20日 (金)

【食事】 お肉も食べたい「蘭蘭」

 前菜を食べ終えた我々は、満を持して評判の酢豚を注文する。
 ここの店には、糖醋肉と古老肉という二種類の酢豚ある。
 当然、注文したのは評判の良いほう。
 ……で、やってきたのは巨大なお皿にのった真っ黒な物体。
Photo_141  なんだこれ? と思わず驚く。
 黒酢と砂糖メインの味付けで、具は大きめの豚ヒレ肉と長芋(だと思う)だけ。
 カラメル状になったタレを、大学芋のような状態で纏っている。
 とりあえず、皿についたタレをつけて肉を頬張るが……うう~ん、微妙。
 酢豚だと思って食べると、なんだこれと思うだろう。
 日本人向けの酢豚とは違うと思って食べてみると……ちょっと甘みがくどいか?
 豚肉は柔らかく美味しいのだが、まわりのタレが台無しにしているような。タレをつけすぎたのかもしれない。
 山芋はやや硬いのに、おおぶりに切ってあるので、食べづらいだけ。こちらもいまいち。
 事前の評判に期待しすぎたのか、思ったより酢豚はハズレであった。

 もっと肉っぽいものを食べたいと思い、鉄鍋餃子を頼んでみる。
Photo_142  最近、居酒屋とかでもよく見るようになった鉄鍋で焼いた棒餃子である。 
 ジュージューと恐ろしげな音を立てている鉄鍋を鉄棒で支えて持ってきたと思うと、ごとっとテーブルの上に置く。
 なんというか食べ物を運んでいる仕草とは思えない。明らかに危険物扱いである。
 鉄鍋はこれでもかというぐらい熱せられており、うかつに食べれば火傷は必至。
 小皿にとって冷ましてから慎重に食べる。
 ひき肉多めの肉汁たっぷり餃子。これはなかなかいける。餃子の皮はくるっと筒状に巻いているだけで両端を閉じていないのは、この店のこだわり? それとも面倒なだけ?

 さらに肉っぽいものをと思い、煮込み料理を頼もうと思うが、いろいろ種類があって迷Photo_143 う。
 無難にトンポーローにしようかとも思ったが、変わった料理をという意見により、牛スジの土鍋煮を注文する。
 やってきたのはグラグラと煮え立つスープの入った土鍋。地獄の釜かと思ってしまった。
 インパクトのある見た目に比べて、味は案外とあっさりしている。どちらかというと牛スジを食べるというよりは、とろみのついた野菜スープを食べるという感じであった。
 決して悪くない味なのだが、正直言えば、もっとこってりしているものを食べたかった。

 他にもいろいろ頼んだが、中華にしては全体的にあっさりしている味付けが多い(糖醋肉をのぞく)。
 野菜も多めで、割と油が少ない感じ。
 中国の家庭料理というコンセプトらしいので、こんなものなのかも。毎日、あんなにこってりしたもの食べていたらやばいことになるだろうし。
 まだまだ気になるメニューはたくさんあるので、この店はまだ開発の余地がありそうだ。
 今度は、定番のエビチリも麻婆豆腐あたりも頼んでみて、他の店との違いを確認してみたいところである。

 次は、お酒編へとつづく。

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