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2008年4月26日 (土)

【TRPG】 ガグとグールの関係

 以前、招待をいただいたTRPG合宿の食事の席で「なんで、ガグはグールを嫌うのん?」と聞かれた。
 私の書いたあるシナリオで、そのような描写があるからだ。
 その場では、うろ覚えであやふやな返事をするのみだったが、そのあとちょっと気になって調べてみた。
 まあ、調べるというほどの作業でもなかったのだが、私がそう思うにいたった記述はホビージャパンから出版された「クトゥルフモンスターガイド2」のガグの項にある。
 そのまま引用すると、以下の通り。

「ガグはまるで迷信を恐れるようにして食屍鬼を避けています」

 なにを根拠に、執筆者がこのようなことを書いたのかまでは追跡調査はしなかったが、私がシナリオのアイデアのもととしたのは、間違いなくこの説明書きからである。
 まだクトゥルフ神話に関する資料の少なかった当時、「クトゥルフモンスターガイド」はシナリオのイマジネーションをとてもかきたててくれるサプリメントで、なによりも愛用をしていたものだ。
 ひさしぶりに読んでみると、なんかいろいろ面白いことや、首を傾げたくなることがあって楽しかったりする。

 なお、非常にどうでもよいことだが、私たちが好んで使用するギャグの中に、この本の「識別ガイド」ネタがある。
 モンスターに遭遇したときに、このガイドを見て「翼がありますか?」「それは2本足ですか?」といった質問に答えていけばその正体がわかるという優れもの(笑)
 ゲーム中にモンスターに遭遇した目撃者に出会うと、よくこの質問を真似ることが多い。

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2008年4月20日 (日)

【食事】 トルコ料理を「オリエント ターキッシュ」で

 月イチゲーム会で「虹の水晶宮」の第二話をTORGでプレイする。
 オーロシュの下品な特殊能力を持つ敵を出したら、ぶーぶー文句をいわれたが気にしない、気にしない。
 あと、アイルの名誉技能は地味に強いなー、とかマスターをしていると思う。
 なんかね、ひとりでルール無視して行動している感じ。もちろん、ルールには従っているんだけど。

 さて、その日の飲み会は変わったものが食べたいという意見を採用して、世界三大料理のひとつであるトルコ料理を食べることにする。
 新宿にはいろいろトルコ料理の店もあるようだが、事前にネットで調べたところ「オリエント ターキッシュ」というお店がリーズナブルで穴場という結論を得た。
 JR新宿駅と代々木駅の間ぐらいに位置する。歌舞伎町から行こうとすると、ちょっと遠いのが難点。
 新宿とは思えないひっそりとした道を歩き、大型マンションの一階にある小さなお店に到着。
 とても物静かな雰囲気。事前に調べていなかったら、絶対に入ることはなかったろう。
 午後七時から十時までいたが、客は我々以外に来なかった……大丈夫なのだろうか、この店?

 トルコ料理専門店というのは、私も初めてなので、お店のお薦めコースでいただく。
 お酒はトルコの定番、ブドウ蒸留酒であるラクというものをロックでいただく。
 氷にいれて水と混ざると白濁するのが特徴。
 匂いはかなりきつい。これはアニスの匂いだが、日本人にはハッカを思い出させる匂い。
 40度近い酒のはずだが、口当たりは驚くほど甘く、するっと喉を通る。
 ところが、胃に入ったあと、じわっと熱くなる。やはりアルコール度数は高いようだ。
 そうたくさん飲むものではないと判断して、すぐにトルコワインに移る。
 ややスパイシーな感じの赤ワイン。肉料理に良く合う。

Photo  トルコの前菜は、どれもこれも始めて見るものばかり。
 トマトのペーストや、野菜のマリネ、オリーブの塩漬け、人参とヨーグルトを混ぜたもの、ひよこ豆のペーストなどなど。
 辛かったり、酸っぱかったり、しょっぱかったり、味付けは濃い目だけど、バリエーションは豊かだ。
 さすが世界三大料理。
 料理をはさんで食べてちょうだいと、薄くて丸いパンが出される。
Photo_2  半分に裂くと、中が空洞になっていて料理がつめこめるようになっている。とても便利なパンだ。
 味はナンに近いが、発酵度合いは少なめで、粉の味が強い。
 汁気の多い料理との組み合わせがグッドかと。
 しかし、大食いの我々は前菜の段階ですべてのパンを食べ終えてしまう……アホかと。

 メインディッシュは鳥と羊の串焼き。つまりケバブというやつだ。
Photo_3  地中海の肉料理は、なんとなく脂が抜けているイメージがあったのだが、ここの料理は割りとジューシーであった。材料の段階で、日本人好みの脂の多い肉を使っているのかも。
 ちょっと物足りないので追加でムサカを頼む。この名を聞いて戦艦を思い出した人はガンダムマニア。
 地中海あたりに、ムサカという名の料理はいろいろあるらしいが、この店のものは牛ひき肉と野菜がたっぶり乗ったピラフという感じだ。
Photo_4  デミグラスソースを混ぜたライスに牛そぼろが乗っているといったほうがイメージしやすいかも。
 お店のサービスで大盛にしてもらったり……どうやら、すでにお店の人に大食いキャラとして認知された様子。
 〆のデザートはトルコアイスを食べたかったのだが品切れとのことで残念。
 とても名前を憶えられないデザートを食べた。
 シナモンの効いた、とろっと甘いペースト(米の粉かな?)を冷やして固めたもの。
 トルコのデサートはすごく甘いという話であったが、このデザートは割りとすっきりした甘さで、シナモンが効きすぎていることを除けば、和菓子を髣髴とさせる。
 それにトルココーヒー。
 コーヒー豆の粉を鍋で煮込んでつくる独特の入れ方をするため、コーヒーカップに粉が多く残る。
 覚悟はしていたが、予想以上にコーヒー豆の粉がカップの底に残っていてびっくり。うまく上澄みだけ飲まないと大惨事になる。このギリギリ感がたまらない(笑)

 ゲーム仲間たちにはおおむね好評。
 確かに予想以上に美味しくいただけた。
 正直、トルコ料理は香辛料とか味付けがもっと単調だと思っていた。これは素直に反省。
 今回はスタンダードなトルコ料理のコースであったが、次はもっと変わったメニューも試してみたいものだ。
 ただ、料理はともかく酒がやや高いので、酒飲みの私的にはちょっと不満かなぁ。
 カパカパ酒を飲むような店じゃないんだろうけどね。
 トルコ料理が食べたいという人がいたら、次も利用したい。そして、酒は別の店でという流れで……

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2008年4月19日 (土)

【食事】 サービスが嬉しい「はな火屋」

 ここ最近、どうもラーメン屋の新規開拓の失敗が多い。
 しかたないので、外れの無いところで新宿の「はな火屋」に行くことにする。
 だいぶ前に行ったが、非常にスタンダードな和風醤油ラーメンで優等生的な味であるが、そのためか印象も薄い。
 開店直後に行ったら、大盛がサービスとなっていた。
 さらにクーポン持参でのりかニンニクチップのトッピングもサービスとなる。
 私は醤油ラーメン大盛+のりトッピングとする。
Photo  魚介系の香り良い醤油スープに、スタンダードなコシのあるストレート細めん。
 チャーシューは厚めの存在感のあるものが一枚、どかっと乗っている。
 これで600円とは嬉しい価格設定。

 しかし、トッピングしてもらっておいて悪いのだが、ラーメンに乗ったのりというのはどのように食べるのが美味しい食べ方なのだろう?
 私はスープにひたして食べることが多いが、のりのパリパリ感が無くなってもったいない気がする。
 かといって、麺をのりで巻いて食べるというのもどうかと思うし……はてさて?

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2008年4月18日 (金)

【食事】 渋谷で栃尾のあぶらげ

 横浜でのイベント「よみがえる豪華客船時代の食」に参加したあと、「ディナーとワインじゃあ、物足りないなぁ」と、渋谷で二次会。
 いろいろ珍しい料理を置いている店だったが、その日のおすすめに栃尾あぶらげを発見する。
Photo  新潟の栃尾の名物で、非常に分厚い油揚げのこと。2~3センチぐらいの厚さがある。
 この前、テレビで見て気になっていたので、これ幸いと注文をする。
 料理はシンプルにあぶらげを素焼きにして、鰹節をかけただけ。
 さっと醤油をかけていただく。
 さくさくっとした歯ごたえ。
 厚揚げのように、中はしっとりしているのかと思ったら、完全に中まで揚がっているようだ。
 まあ、ちょっと美味しい焼き油揚げといった感じ。

 その夜はクトゥルフ神話TRPGの他に、旧・シャドウランでチェーンデスマッチをしたら後攻で殴ったほうが有利だとか、そんな馬鹿な話をして解散する。

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2008年4月16日 (水)

【食事】 よみがえる豪華客船時代の食

 日本郵船が主催するイベント「よみがえる豪華客船時代の食」に参加する。
 1937年10月4日に、秩父宮が氷川丸に乗船したときのディナーを再現するという企画である。
 氷川丸と食というコラボとあったは、拙書「白無垢の仮面」の舞台としてお世話になった私としては参加しないわけにはいかないだろう。
 会場はこれまた「クトゥルフと帝国」の時代に創業した老舗のホテル、ホテルニューグランドだ。
 ちなみにクダンが大好きなナポリタンの発祥の地でもある。ナポリタンはフランス料理ではないのですよ?

00 窓から氷川丸が見える部屋でのディナー。なかなか豪華な感じであるが、どうも結婚式の披露宴のような雰囲気ともいえる。
 ディナーの前に日本郵船歴史博物館の館長から、一時間ほど氷川丸に関する講演があり、それからお待ちかねのディナーである。
 メニューは以下の通り。

-----------------
Paupiette potted Meat Surprise
 若鶏のバロティーヌ05

 

 

Consomme Brunoise
 温製コンソメスープ ブリュノワーズ 06

 

 

Delice spring salmon,Waleska
 サーモンのヴァレヴスカ風04

 

 

Roast Haunch of Lamb Currant Jerry
 仔羊のロースト すぐりのジュレ添え03

 

 

Cucumber & Lettuce salad
 キュウリとレタスのサラダ01

 

 

Fruits a la Pemsylvania Wafer in Cream
 フルーツ入りウエハース02

 

 

Coffee
 コーヒー

Breads butter
 パンとバター
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 正直、普通のフランス料理の味だった。
 当時の料理に関する解説も無しだったのは、とても残念。
 もしかすると、当時のメニューを見て、想像で調理しているのではないかと思われる。
 まあ、フランス料理は70年ぐらいでは、さほど変化しないのかもしれないが……
 変わっているところはキュウリとレタスのサラダだろうか?
 本当にキュウリとレタスだけと、豪華ディナーにしては品相だったが、長期の船旅では生野菜のサラダなんてものは最上の贅沢品だったのだろう。 

 そういえば気取ったディナーの席なのに、料理の写真をとっている人が多いのは面白かった。
 まあ、おかげで私も堂々と料理の写真をとることができたのだが。

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2008年4月15日 (火)

【食事】 雨の横浜中華街をぶらり

 拙書「白無垢の仮面」の舞台となった豪華客船「氷川丸」は、現在、山下公園の海岸に保存されている。
 いまはリニューアル中で内部は公開されていないのだが、この船の1937年当時のディナーを再現したイベントがあるということで、クトゥルフ関連のかたからお誘いをいただき参加することとなった。

 ……と、その前に横浜といえば中華街。
 早めに行って、中華街でランチを食べようという流れとなった。
 ところが、当日は冷たい雨と風。そのうえJRが架線トラブルのため、山の手線が大混雑。
 予定より30分ほど遅れたが、常日頃からの30分前行動が幸いして、ランチには十分に間に合う時間に到着することができた。
 雨のせいか、平日のせいか、はたまた毒餃子騒動のせいか、昼の中華街は閑散としていて、非常に寂しい感じ。中華街はいつも混雑しているイメージがあったが、そうでもないようだ。
 とりあえず、ランチの前に私の好物であるピータンを買ったりして。
 店によって値段がだいぶ違うのは、観光客向けと、そうでない店の違いだろうか?

 私は中華街はあまり詳しくないので、事前にいろいろ情報収集をして手ごろなランチコースを出してくれるお店に予約をいれていた。
Photo  細い路地に入ったところにある、とあるお店。
 この路地はずらっと中華料理屋が並んでいて、なかなか趣がある風景。
 しかし、お昼時だというのに店はガラガラ。我々以外には、二組しか客がいない。
 コースの他に紹興酒をボトルで注文。オンザロックでいただく。
 いつも飲む紹興酒に比べると、格段に軽くすっきりしている。しかし、私は紹興酒の臭みに近い匂いが好きなので、ちょっと物足りなかった。
 料理のほうは、いたって普通の四川料理。可もなく、不可もなく、あまり辛くもなく、ボリュームもなく……
 この店のタンタン麺はネットでも評判が良かったのだが、コースで頼むとひとり一杯ではなく、ふたりで一杯を小鉢に分けて食べるという貧乏臭さ。ちょっとガッカリ。
 見た目よりスープはあっさりめ……というか、コクが無い。
 そして、やや麺がのびていたような。
 ラーメンに関しては中華料理店よりも、激戦区のラーメン屋のほうが勉強熱心で真面目なものを作っているのかもしれない。
 紹興酒込みでひとり3,000円ぐらいの安いコースでうるさいことをいうのもなんだが、これだったら普通に700円ぐらいのランチをがっつり食べたほうが満足度が高かったかも。

 まだお腹に余裕があったので、中華街名物の肉まんを食べようということに。
 本当なら、私は立ってものを食べるのが嫌いなのだが、まあ郷に入れば郷に従えということで。
 ただ、冷たい雨は降り続けている。山下公園に行けば、雨宿りができる場所があるのではと氷川丸のほうへと向かうが、そんなものありはしない。
 しかたないので公園の木の下で、雨の中の氷川丸を眺めながら肉まんを頬張る。
 晴れていたら気分良かっただろうになー

 山下公園で、雨ざらしの下でじっとしているハトを見かける。
Photo_2  なにしているんだと思ったら、どうやら餌を待っている様子。
 ハトへの餌やりは糞害の原因なのでやめるべきなのだが、雨の中、寒そうにじっと待っているハトを見ていたらかわいそうになって、つい肉まんの欠片をあげてしまった。良い子は真似しないように。
 なお、ハトに遅れてスズメがやってきたのだが、山下公園のスズメはやたらと動きが良い。餌を投げるとハトを差し置いて、かなりの確率で空中でキャッチする。やるなっ!

 その後、日本郵船歴史博物館へと移動する。
 日本郵船にまつわる商船の歴史を展示する実にマニアックな博物館。ここでディナーの受付をする。
 予約をしているのに面倒な……とも思うが、ディナーの前に博物館で予習をしてくれという趣向なのだろう。
 しかし、たぶんここに来るのは一部のマニアと、日本郵船の関係者だけだと思う。
 この日は客が多いようだったが、ほとんどみんなディナーに参加する客だった。

Photo_3  気になったのは、今回のディナー企画に連動して展示されていた旧・帝国ホテルのお皿。
 帝国ホテルの建築デザインをした、有名な建築家フランク・ロイド・ライトがデザインしたものだという。
 当時の日本にこんな皿を使うホテルがあったのかと思うほど、先進的なモダンなデザイン。
 帝国ホテルも「白無垢の仮面」の舞台としたが、あの探索者たちも、こんな皿を使って食事をしていたのだろう。

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2008年4月14日 (月)

【食事】 まれびとの長い一日 その3

 ちょっと時期がずれたが、TRPG合宿お土産編。

 夜の都庁前で参加者のかたがたと解散する。
 帰り際、「おい、ぼうず。昨日は飲めなかったんだろ? これ持っていけよ」と、酒宴で呑みきれなかった一升瓶を三本もいただいた。
 ラインナップは春鶯囀の純米原酒生詰「鷹座巣」、舞鶴酒造の無濾過詰原酒「田从」、酔鯨の「高育54号」と、あまり飲み屋では見かけない面々。
 これは私にとっては一番嬉しいお土産だ。

2 「高育54号」は蔵元が東京に出張していたときに試飲で試したことがあったが、そのときと同じ味わい。
 濃厚で、ちょっと癖が強い(日本酒が嫌いな人には酒臭いといわれるような味)が、私の好み。たいていの料理に合う。
 ハンバーグとか、ジンギスカンにだって合わせちゃうぐらい。
「鷹座巣」はもっと素直な味。
 開封後、時間が経つごとに味が変化しているような気がする。
 もっとも、それは悪い方向ではなく、どんどん丸い味になっているような……これは気のせいだろうか?
 ともあれ、晩酌の一番バッターとして愛飲させてもらっている。すっきり上品な味わい。
「田从」はいただいたときに未開封だったので、まだ飲んでいない。
 ヨネシロという珍しい酒米を使用しているらしい。もちろん、これまで飲んだことの無い酒なので、開けるのが楽しみ。

 あと、酒の肴として、うなぎの佃煮までいただいてしまった。
 まったく至れり尽くせり。
 ありがたや、ありがたや。

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2008年4月 9日 (水)

【雑談】 まれびとの長い一日 その2

 16時間におよぶキーパーを終え、1時間ほど日本酒の味見をひたすら繰り返した私は、そのまま小田原城へと花見へ向かう。
 この時点で30時間連続稼動中。
 半分魂が抜けた状態で、小田原城に到着。
 人ごみのなかをふらふら歩いて、ようやく座れる席を発見。
 座った途端に日本酒「高育54号」がグラスになみなみと注がれる。
 そして、渡される一升瓶まるごと一本。
 はいっ、股の間に一升瓶を置いて、昼間から冷酒をかっくらっているダメなおじさんのできあがり。
 ああ、子供が変な目で見てる……でも、きにしない、きにしない。
 他のみなさんが優しく差し出してくれる干物やおでんなどを食べながら、ぼんやりと花見をしていると、完全に思考レベルがゼロとなる。
 そして、いつのまにやら、カラオケ屋へ移動していた。
 瞬間移動!?
 部屋が空くまでしばらく待っていた気がするが、なにを話していたのかはさっぱり憶えていない。
 ところが、カラオケが始まると不思議なもので思考レベルが戻ってきた。
 もっとも、歌っている歌はほとんど電波ソング。
 まわりが上手だから、音痴の私はそっちの方面に逃げるしかなかったですよ。
 さすが面子はそのスジのかたばかりで、突発的に「エウレカセブン縛りだーっ!」とか「ハガレン縛りだーっ!」とか言い出しても、ちゃんと連鎖してくれて楽しい。
 カラオケを終えたときには、もう午後6時ぐらい。
 連続稼働36時間を超えた。
 帰りの車の中では7割がた魂が抜けた状態で、ぼーんやりとしていると都庁へ到着。
 朝にここを出て、一睡もせずに夜に帰ってくると、なんか異常に長い一日を過ごしたのではという不思議な気持ち。
 でも、日付はしっかり変わっている。
 この合宿には時を喰らう魔物がいるに違いない。恐ろしい、恐ろしい。
 帰宅したのは夜の10時過ぎ……当然、すぐに泥のように眠った。

 といったわけで、久しぶりに学生時代を思い出すようなハードスケジュールのTRPG合宿であったが、濃密な時間を過ごさせていただいた。
 幹事のかたがたと、参加者のみなさんには感謝、感謝!
 もっと冷静な時間でゲームを終了させて、もっとみさんなとお話しできればよかったのですが。
 そして、16時間耐久クトゥルフにつきあってくださったみなさん、大変お疲れ様でした。
 長々と拘束してしまってごめんさない。
 久しぶりに身体がきしむほどの手ごたえのあるゲームでした(笑)
 今回のゲームは、みなさんの馬鹿TRPG話のネタのひとつにでもしてくれたら幸いです。

 さて、日記はお土産編へとつづく……

〈つづく〉

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2008年4月 8日 (火)

【TRPG】 まれびとの長い一日 その1

 TRPG関連のお知り合いから「美味い酒を飲ましてやる」とお誘いを受けて、湯河原で開催されたTRPG合宿にお邪魔することにする。
 朝6時前に起床して、土曜日の都庁前に集合。
 土曜の都庁は閑散としており、巨大ビルの前で自分ひとりだけが立っているのは、なんか気持ちが良い。
 移動は自動車。ゆったりスペースの良い車。DVDも見られる。素晴らしい。
 最新版のボトムズDVDを鑑賞しながら、お酒のプロのかたからいろいろ面白い話を聞かせていただく。
 今度は、車の中ではなく、実物を呑みながら聞かせていただきたいものである。

 さて、宿に到着。
 なかなか立派なお宿。
 我々の年末合宿で5人でゲームをしている部屋よりも広い部屋に、2人で泊まるという贅沢さ。
 しかし、それはそれ、ゲーム合宿だから宿でのんびりする暇も無く、開会式を終えたら、すぐにゲーム開始である。
 私はクトゥルフ神話TRPGのキーパーをさせていただく。
 シナリオは私のサイトにも載せている「まれびとの島」だ。
 ひさしぶりにキーパーをするシナリオだが、合宿用として長編の食い応えのあるものを用意した。
 しかし、それがこのような悲劇を生むとは、そのとき誰も予想はしていなかったのだ……

 シナリオの内容は、サイトのほうを参照してもらうとして――問題はシナリオの終了時間である。
 夕方4時から開始して、終了したのは翌朝の8時。
 16時間かかったよ、終わるのに……(途中2時間ほど夕食と温泉タイムがあったが)
 なんというかね……学生じゃないんだから、もっと余裕をもって遊びなさいって。
 別にシナリオが停滞しているとかはなかったのだが、念密な情報収集と、キャラロールプレイの両方を大事にするプレイヤーたちが集まったので、私の想定するプレイ時間の倍かかってしまったというのが乱暴な総論であろうか?
「まだ事件が起きてないのに、犯人を推理するのはやめなさい」という台詞を身内のプレイヤー以外に言ったのは始めてかも。
 ひとつ情報を出すと、そこから十の推理を導き出すので、無限にプレイ時間が増えていく感じ。
 そして、事件の謎をバリバリ解きながらも、NPCの少女にはきっちりと「萌え」な反応を期待する女性プレイヤーたち。
 いったいどこまで貪欲なんだね、きみたちは?(笑)

 ただ、常識を外れたプレイ時間になってしまったのは、やはり私のミスだったと思う。
 もっと、取り回しのしやすい情報量少なめのシナリオを用意していくべきだったろう。
 おかげで、せっかく遠方から沢山の人が集まった合宿だったのに、プレイヤーたちを私のゲームにずっと拘束することになってしまった。
 他の人たちと交流する時間も欲しかっただろうに、申し訳ないことをしてしまったと反省している。

 さて、朝8時にゲームを終了して、私が宴会部屋に向かうと……そこにはテーブルに並ぶ日本酒たち。
 ただし、その席に座る者は無し。
 部屋の隅で、細々とボードゲームをしている人たちに尋ねる。
「あれ、宴会は終わったの……」
「はぁ、何時だと思ってるんだ?」
 ああ、みんながアホな子を見る目で見ているよ、ママン。
 しかし、負けるものかとテーブルの前にどかりと腰を下ろすと、一升瓶と湯呑みを両手に持って、冷酒を一気にあおる。
「俺たちの夜はまだ終わってないZE☆!」
 閉会式までタイムリミット1時間……そうさ、俺たちはイッキに呑みぬけたさっ!
Photo  みんなの呆れた顔が良い肴だぜ。はははっ……

 ちなみに写真は、その日、用意された酒のごく一部。
 朝日に照らされて、やたらと明るい部屋が目にまぶしい。

〈つづく〉

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2008年4月 3日 (木)

【食事】 メニューが変わった「弄堂」

 月イチゲーム会で、今回はクトゥルフ神話TRPGをプレイ。
 諸般の事情から、詳しい話は避けるが、久しぶりにプレイヤーで遊ばせてもらった。
 キャンペーンなのに、いきなり第一話で仲間の一人が無残な死を遂げた。
 まあ、思い返してみると、なんか死にフラグがバリバリ立っていた気もするが……ともあれ、南無南無。

 その後、中華料理屋の「弄堂」に行く。
 最近、焼きトンとかばかり食べていたので、ちょっと久しぶり。
 毒餃子騒動のおかげで、町の餃子屋が繁盛しているとか、していないとか……
 そのせいか前回は満員だったのだが、今回はなぜかガラガラであった。
Photo_2  ここでは餃子と水餃子をひたすら食べるのが正解。とにかく安くて、割と美味い。写真の盛りが雑なのは大衆店なので、ご愛敬ということで。
 久し振りに食べてみたら、水餃子のスープが非常に薄味になっていたことにはびっくり。
 ダシはしっかりしているのだが、塩気が薄い。醤油をたっぷりいれると、以前と同じ味になった。何度頼んでも同じだったので、きっと味を変えたのだろう。
 まあ、水餃子なんて本当はお湯で煮るだけなのだから、スープに味があるほうがおかしいのかもしれないが……この店の水餃子はワンタンのように楽しめるところが気に入っていたので、やはり違和感を感じた。
 お酒はやはり紹興酒。
 久しぶりに来たら、甕出し紹興酒が値上げしていたので、ボトル入りの紹興酒を1本頼む。
 今回はロックにして飲む。氷が程よく溶けたころに飲むと、ちょうど良い濃度で口当たりも良い感じ。
 紹興酒は癖があるので、みんなには受けは悪いが、やはり中華料理にはこれでないと。
 カパカパ飲んで、ガツガツ餃子を食べる。
 そして、この店のトンポーローも美味かったのだが、メニューを見てみると豚の角煮に名称が変更されていた。
Photo  一抹の不安を感じながら注文すると、豚のバラ肉からロース肉に変わっている。
 私はバラ肉のトロットロッの脂身が好きなのだが……
 ただ、ロース肉の角煮もほろほろっと崩れる柔らかさがみんなには好評で、私ほど落胆をしている様子は無かった。うーん。
 なんかメニューが全体的に少しだけ値上げしていたのは残念。
 原材料の高騰の波が、ここにも来ているようだ。
 それでも、もう食べられないというまで食べて4,000円しないので、非常に安くすむのだが。この店は。

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2008年4月 2日 (水)

【雑談】 パーフェクトダンボー降臨!!

Photo  5人のダンボーがひとつになって、新宿の地にパーフェクトダンボーが降臨した!
 その雄々しき姿、まさに神にも等しき存在感。
 しかしながら、5人の心がひとつになって、みんな忘れずにリボルテック・ダンボーを持ってこないと合体は不能なので、なかなか難易度が高い。
 前回はひとり忘れて4体での合体であったが、今回は五体そろって、ようやく完全五神合Photo_2 体を完了することができた。
 手足が重くてジョイントが動かせないのが最大の難点。
 リボルテックなのに好みのポーズが取れないのは致命的かと。

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