【食事】 よみがえる豪華客船時代の食
日本郵船が主催するイベント「よみがえる豪華客船時代の食」に参加する。
1937年10月4日に、秩父宮が氷川丸に乗船したときのディナーを再現するという企画である。
氷川丸と食というコラボとあったは、拙書「白無垢の仮面」の舞台としてお世話になった私としては参加しないわけにはいかないだろう。
会場はこれまた「クトゥルフと帝国」の時代に創業した老舗のホテル、ホテルニューグランドだ。
ちなみにクダンが大好きなナポリタンの発祥の地でもある。ナポリタンはフランス料理ではないのですよ?
窓から氷川丸が見える部屋でのディナー。なかなか豪華な感じであるが、どうも結婚式の披露宴のような雰囲気ともいえる。
ディナーの前に日本郵船歴史博物館の館長から、一時間ほど氷川丸に関する講演があり、それからお待ちかねのディナーである。
メニューは以下の通り。
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Paupiette potted Meat Surprise
若鶏のバロティーヌ
Consomme Brunoise
温製コンソメスープ ブリュノワーズ
Delice spring salmon,Waleska
サーモンのヴァレヴスカ風
Roast Haunch of Lamb Currant Jerry
仔羊のロースト すぐりのジュレ添え
Cucumber & Lettuce salad
キュウリとレタスのサラダ
Fruits a la Pemsylvania Wafer in Cream
フルーツ入りウエハース
Coffee
コーヒー
Breads butter
パンとバター
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正直、普通のフランス料理の味だった。
当時の料理に関する解説も無しだったのは、とても残念。
もしかすると、当時のメニューを見て、想像で調理しているのではないかと思われる。
まあ、フランス料理は70年ぐらいでは、さほど変化しないのかもしれないが……
変わっているところはキュウリとレタスのサラダだろうか?
本当にキュウリとレタスだけと、豪華ディナーにしては品相だったが、長期の船旅では生野菜のサラダなんてものは最上の贅沢品だったのだろう。
そういえば気取ったディナーの席なのに、料理の写真をとっている人が多いのは面白かった。
まあ、おかげで私も堂々と料理の写真をとることができたのだが。
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