大分二日目、コンベンション当日である。
朝起きると、昨日の酒が残っており、やや胃と頭が重い。まあ、この程度なら数時間ですっきり解決するのは長年の経験でわかるので無問題。
軽い朝食を済ませて、コンベンション会場へと移動。
20名強のコンベンション。
ここの特徴は、コンベンションの前に集まった人間の交流をかねて、オリジナルの人狼をプレイすること。私も参加したが、ゲストということで目立ったのか、すぐに標的にされて殺されてしまった。がっかり。
主催者の用意してくれたお弁当に、中津名物である唐揚げ、他にも参加者が持ち寄ったおかしたくさん。それらをいただきながら人狼が終わるのを待つ。
このときいただいた唐揚げは、鳥のいろいろな部位をそのままぶつ切りにしてそのまま揚げたような豪快なもの。骨がところどころ残っていてゴリッとするのはご愛敬。
大分の名物おかしというふれこみでいただいた堅パンは、なんというか尋常ではない堅さ。ゴリゴリと氷砂糖をかじっているような気分になった。まあ、地元の人いわく、堅いというネタのおかしらしいので、味のほうは気にしないでくれということであった。
あと、三時のおやつとして、一口たいやきが振る舞われた。
中身がいろいろ変わっていて面白い。あんこが食べたかったのだが、一度目はカレー。二度目は警戒して黒っぽいやつを選んだら、なんとチョコという巧妙な罠に見事にひっかかる。うーん。
このように食事面を充実させて参加者においしいものを食べてもらおうというのも、このコンベンションの特色だそうな。良いことですな。
さて、いよいよお仕事の時間である。
このために呼ばれたのだから、頑張らねば。
酒もきっちり抜けて、頭も冴えてきた。
今回、用意したシナリオはJGCなどで好評を得た「きみに捧ぐ舞台」という現代日本のシナリオである。
クトゥルフ初心者がふたり、経験者がふたりというメンバー。
序盤から、なかなか手際よく情報を集めていたのだが、最後の最後で行動選択を誤り、さらに呪われたようにダイス目が悪くなったため、三人が正気度ゼロとなり邪神の虜となる大惨事に……
もっとも、ひとりはギリギリのタイミングで他の三人を残して逃げ出したため、罪のないNPCたちを救出して、そのまま無事に生還した。
全滅すると達成感が落ちるので、ひとりだけでも生き残ってくれてよかった。
ただ、クトゥルフ初心者ふたりはPCが死ぬことに慣れていないようで、自分の無惨な最後にだいぶショックを受けていた様子。初めてのクトゥルフ体験で、妙なトラウマを与えていなければいいのだけれども……
その後、サイン大会をして、小一時間ほどトークショーをする。
"クトゥルフ神話TRPG"について、とりとめもない話をダラダラとさせてもらった。
あまりにとりとめもない話に、終了後、もっとなにを話すはまとめておくべきだったかなと反省。
文章に書きながらでないと、言いたいことをまとめられないんだよね、私は。
その後、寄せ書きの色紙や、その場でプリントアウトした写真などをいただき終了。
これまであまり経験したことのない、実にアットホームな感じのコンベンションであった。主催者のかた、本当にお疲れ様でした。
これからも頑張ってください。
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