【食事】 孤独のグルメ的なランチ
友人と映画DVDを観るため池袋へ。
その前に喫茶店でモーニングを食べながらお仕事。
この喫茶店は怪しい客が多いのだが、今日もまた隣の客が怪しいレクチャーを始めた。
ネットを通じた寄付の慈善事業に関する話のようだが、私の耳にはどうにも寄付詐欺のスパムに関する話にしか聞こえない。
まあ、真偽のほどはさだかではないのだが……なんか話しかたが詐欺っぽい人っているよね。
やたら相手をほめたり、自分の属している組織がどこどこと付き合っているとかいって信用させたりする人。そんな感じの人だった。
仕事のほうはあまりはかどらないまま、友人と合流してランチを食べることに。
なにが食べたいと尋ねると「孤独のグルメ的なランチが食べたい」という。
孤独のグルメとは、孤独にグルメをする人を描いた漫画である。知っている人にはすごく有名な作品。
ならばとばかりに、池袋北口の小汚い呑み屋に入る。
その店は呑み屋だけど定食もやっている。
ただし、コロッケ定食とカツ定食の二種類だけ。価格はどちらも500円。
それぞれ定食を頼んでから、ビールと煮込みも頼む。
※以降は孤独のグルメ風に読むこと。
うん、ここの煮込みは塩味か。ちょっと塩気が強いな。
モツは……おや、少し臭いな。しかし、多めのネギがあって口に清涼感を取り戻してくれる。ここは一緒に食べて――はふっはふっ。
モツ煮のスープも一口……うん、こちらはなかなか出汁が効いていてうまい。
ただ、ビールはやや相性が悪いな。うーん、困ったぞ。
――おっ、ようやくカツ定食が来たか。
さっきから揚げている音が聞こえていた。
うん、カツはなにより揚げたてなのが嬉しいからな。
えっ、これが定食。まるでどんぶりだ。
カツが二枚、なんだ野菜もご飯の上に乗せているのか。豪快だな……
ん、隣のコロッケ定食と比べるとずいぶんボリュームに差があるな。
これはちょっと得した気分だな。
さて、カツをいただこうか。
カリッ。
うん、やはり揚げたてだ。歯ごたえがいい。
けど、あまり良い肉は使っていないようだな。下味もつけていないので、ちょっと味気ない。
カツはビールのつまみと考えて……そうだ、ここでモツ煮が立ち上がってくるぞ。
スープを一口飲んで、ご飯をかっ込む。
うんうん、これだ。これだよ。
いままで濃いと感じていた塩気が、おかずとして考えるとちょうど良く感じられる。
モツ煮の中に沈んでいた豆腐には、このスープがしっかりしみこんでいて、これまたおかずとしてちょうど良い。
もぐもぐ、はふはふ。
ふうっ、カツだけではちょっと飽きていたかもしれないが、モツ煮に助けられたな。
すっかり満腹してしまった。
さて、勘定を……あれ、ずいぶんと安くあがったな。
どうやらあのおばさん、モツ煮のぶんを勘定に入れ忘れているようだ。
さて、わざわざ間違いを正しに行くのも面倒だし、私もそこまでお人好しではない。
ここはあのおばさんのサービスと感謝しておくにとどめておこう。
さあ、午後は映画DVDを観ることとしよう。
| 固定リンク
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- 【食事】 ハゼ釣りリベンジと天ぷら(2013.08.11)
- 【食事】 函館の朝食バイキング(2013.07.18)
- 【食事】 函館・活きイカ三昧(2013.07.16)
- 【食事】 豆とサザエとしらす(2013.04.07)
- 【食事】 アヒージョおいしい(2012.11.14)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
実に「孤独のグルメ」的ですね。
なにがって、記事の書き方がとくに(笑)
それにしても、定食二種類の小汚い呑み屋ですか。私は孤独のグルメよりも、ビックコミックの「深夜食堂」を連想しました。
投稿: 書店員K | 2008年9月23日 (火) 01時44分
うな丼を食べた、昼からやっている飲み屋のイメージで食べました。
投稿: 内山靖二郎 | 2008年9月23日 (火) 07時58分