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2009年1月29日 (木)

【小説】 クトゥルフ・ショートショート集「リトル・リトル・クトゥルー」

 なんというか、「このタイトルをいいたかっただけちゃうんか?」とツッコミたくなるほどのナイスなタイトルのクトゥルフ神話を題材としたショートショート集が出ました。
 その名も「リトル・リトル・クトゥルー」です。
 800文字制限のショートショートが111編も載っているそうです。すごいですねー
 なんか知っている名もちらほら……そして、実は私も一作だけ書かせてもらっています。
 これで私もとうとう神話作家の仲間入り?(笑)

 ショートショートなのでオチで読ませようと「アウトサイダー」風な話にしてみましたけど、やっぱり800文字というのは大変ですね。
 興味があるかたは、是非、読んでみて下さい。

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2009年1月27日 (火)

【TRPG】 「Lead&Read Vol.4」にクトゥルフリプレイを書きました

「Lead&Read Vol.4」にクトゥルフ神話TRPGのリプレイを書きました。
 ありがたいことに、私のリプレイキャラがカラー表紙を飾っております。
 競泳水着とビキニのコラボという季節外れな表紙で、みなさんこの寒さを吹っ飛ばしてください。

 今回のリプレイでは、「Lead&Read Vol.1」に掲載された「水底の早贄」の探索者たちを継続して使用されており、彼らがまた神話的な事件に巻き込まれます。
 R&R誌の記事に比べると、たっぷりページ数をいただけるので、じっくりと読み応えのあるリプレイを目指して、ちょっと歴史ネタを多めにしてみました。
 安曇磯良とか、神功皇后とか、ラピタ土器とか、そんな単語が飛び交うシナリオとなっております。
 宗像教授シリーズとか、妖怪ハンターとかが好きな人にはお薦めの一作。

 R&R誌のドリームランドリプレイともども、こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

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2009年1月26日 (月)

【雑談】 年初め超人ロック大会

 我々がこよなく愛するボードゲーム、超人ロックを新年会の前座として遊ぶ。
 というより、こちらが本命?
 プレイヤーが7人は欲しいゲームなので、なかなか面子を集めて遊べないのが弱点なこのゲームであるが、今年は10人ものプレイヤーが集まった。
 こんなにたくさんで遊んでも楽しいゲームは、そうそう無いだろう。

 一年の運気を占う意味も込めた超人ロックなのだが……Photo
 今回の結果を見ると「もっと、積極的に頑張りましょう」といったところか。
 なんか全体に冴えない感じだったなぁ。
 面白い惑星カードが来なかったのが原因かも。
 ロックが改心をさせるときに「チェンジ!」と叫び、改心したら「YES We can!」と答えるというオバマネタは、ちょっと面白かった。

 新年会のほうは、飲み放題なのに「くどき上手 ばくれん」という、わりと気の利いた地酒を飲ませてくれるのが嬉しいお店。
 案外と日本酒派が多くて、みんなで「ばくれん」コールをしていたら、後半、品切れになってしまった。
 ビールやサワーに比べて単価の高い酒ばかり飲まれたら、採算が合わないと思われた気もする。
 その後は、「八海山」コールに変わっただけなんだけどね。
 酒を飲むのに忙しくて、料理をほとんど食べられなかったのは残念。

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2009年1月23日 (金)

【TRPG】 クトゥルフオンリーコンに参加します

 1月31に東京で開催される、クトゥルフオンリーコンに参加します。
 今回で第六回だそうで、私は皆勤賞で参加しています。
 ちなみに、今回、私はプレイヤーとして遊ばせてもらいます。
 はしゃぎすぎて馬鹿だと思われないように、ゲーム中はおとなしくしていよう――できるだけ。
 ちなみに、このコンベンションは毎回大盛況で、すでに予約は満席。キャンセル待ちだそうです。

 そして、お楽しみは夜も続く。
 コンベンション後の懇親会にちょっとだけ顔を出した後、会場から徒歩10分ぐらいのJR四ッ谷駅前の炉辺焼き屋にて打ち上げをする予定。
コースではないけど、費用はたぶん3,000円ぐらいかと。
 こちらはオンリーコンとはまったく無関係の個人的な集まりですが、自分に責任を持てる大人であれば、誰でも参加オッケーです。ご友人もお誘いのうえ、ふるってご参加ください。
 前回は15人ぐらい集まって、ビールと焼酎が乱れ飛んでの大賑わいでした。もちろん飲めない方も歓迎ですよ。
 流れとしてはコンベンション後の懇親会の会場で最終的な参加希望者を募って、みんなで揃って会場から徒歩で移動することになります。
 参加を希望されるかたは、懇親会のときに私をつかまえて「参加したい」といってください。
 ただ、会場の座席にも限界がありますので、確実に参加したい人は、ここにコメントするなりメールするなりして、早めに参加表明をしておくとよいでしょう。

 あと、今回も徹夜カラオケあるんですかね~?
 私としては、勝負は常に受けて立つ覚悟です(笑)。
 3人以上参加希望者がいたら、新宿のカラオケボックスを予約しておきます。
 こちらの予算は始発まで歌い放題・飲み放題で、4,000円ぐらい。
 カラオケするのならなるべく先に予約しておきたいので、できたらそちらも参加希望者は事前に連絡ください。

 みなさんの挑戦待ってます。

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2009年1月21日 (水)

【小説】 「もふもふっ 珠枝さま!2」発売中

 私の小説、「もふもふっ 珠枝さま!2」が発売中です。
 当然、前作の続きです。
 そして、「神様のおきりいり」シリーズから数えると6冊目。
 だからなんだというわけではありませんが、ラノベって6冊越えるとなんか長寿シリーズって感じがしますよね。
 あれ、しませんか? そうですか、私だけですか。

 本編中では10月になって、季節は秋。
 Tシャツとスパッツ姿でふらふらしていた珠枝も、秋服に衣替え。
 真田先生が珠枝の私服姿を可愛く描いてくださいました……って、珠枝、お洒落だな~
 智宏なんて、いつも制服姿なのに。おまえは70年代のジャンプ主人公かと。
 ちなみに、珠枝のしましまタイツは私の趣味です。これに関しては、誰にも文句はいわせない。
 で、秋といえば、栗ですよ、栗。
 本編そっちのけで、みんなで栗ばかり食べています。いったいなんの小説なのやら?

 そんなしましまタイツと栗が満載の物語です。
 どうぞよろしくお願いします。Mofumofu2_pin_2

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2009年1月20日 (火)

【食事】 年に一度のあんこう鍋

 毎年、冬になったらあんこう鍋を食べることにしている。
 ポイントはあん肝を溶いた鍋であること。
 上品に醤油ベースとかそんな鍋では、我々はあんこう鍋とは呼ばないのだ。
 東京でもあんこう鍋を食べさせる店は多いのだが、そういう店は限られてくる。
 これまで利用していた店は、鍋の味は文句なしなのだが、去年、店員の態度が悪くて不快な思いをさせられた。
 そんなわけで、今年は新規開拓のため、コマ劇(もう無くなったけど)の裏にある創業ウン十年とかいう店に行く。事前情報によると、ここのあんこう鍋は肝を溶いたタイプらしい。
 行ってみると、店の造りは古い民家風で味わいあるのだが……混んでる!
 そして、客を詰め込みすぎ!
 四人のテーブルに袖机をつけてボックス席に5人とか座らせたりするから、もう窮屈で窮屈で……
 無理して店にいれてもらったのなら我慢するが、予約しておいてこれとは、ちょっと店のモラルを疑うわ。
 まあ、新年会シーズン真っ只中だったからなー

 とりあえず前座に、予約しておいたマグロのカマ焼きを食べる。
 ひれの形からして、びんちょうマグロ。
 サイズはなかなかのものだが、ケチって本当にカマギリギリのところで切ったものを焼いているので、いまいち食べる場所が少ない。Photo_3
 とはいえ、カマ焼きを見ると野生に戻る習性のある我々は、群がるように解体を始める!
 骨の間に身を見つけると「鉱脈発見!」とか歓声があがる。アホかと。
 ポン酢が、そば湯をいれるようなでっかい器に入って大量に出される。
 マグロの身がポン酢にひたるぐらいたっぷりかけて、もみじおろしをかけて食べると、これがなかなか良い味。
 ややしつこいマグロのカマの脂と、すっきりポン酢が良い具合なのだ。
 このポン酢は評価しよう。合格。

 さて、いよいよあんこう鍋である。
 出汁に溶かされたあん肝の量は少なめ。Photo_4
 そもそもあんこう鍋の帝王であるドブ汁は、あん肝とあんこうの身の水分だけで食べるというもので、出汁は入っていない。
 まあ、そこまでのものは求めていないが、ちょっと拍子抜けか……
 それでも、ちょっとピリカラのスープは良い味わい。
 あんこうも骨ごと大胆にぶつ切りにされたものが入っている。
 そして、その背骨の太さにびっくり。元は相当おおきなあんこうだったのだろう。
 皮もしっかり入っているのだが、その中にカエルの足のようなものを発見。
 これって……あんこうのひれか?
 すごい、本当にカエルの足そのものだ。
 これを見れば、ダーウィンでなくても両生類は魚類から進化したと気づけることだろう!
 そのひれ、火が通ったら身が縮んで、指先にあたる部分から細いプラスチックの線のようなものが飛び出してきた。
 骨かとも思ったが、どうも違うような……構造が骨格っぽくない。Photo_5
 ひれを支える軟骨なのだろうか?
 なんか見た目、とても食べ物ではない姿となったが、その線を全部引っこ抜いて食べる。
 くにくにと独特の食感。二、三回噛んだら、勝手にするりと喉に入ってしまった。
 そして、身のほうは……まあ、ちょっと歯ごたえのあるタラのような味というのは、いつものこと。
 美味しくはあるが、やはりあんこう鍋の命はスープにある。
 具を食べきったら雑炊開始だ。
 たっぷりのスープを米に吸わせて、ゆるめのリゾットのような感じにして食べる。
 好みでノリを散らす。
 うーん、美味いっ!
 やはりあん肝スープと米の相性は無敵。
 これのために鍋をするといっても過言ではあるまい。
 所詮、身などは前座なのだ。

 ちなみに、ヨーロッパにもあん肝のリゾットというものがあるそうだが、そちらも是非、一度食べてみたい。

 評価としては、席さえ広ければ問題のない店であった。
 来年、また使ってもいいかも。
 ただし予約するときには、座席の指定に気をつけることにしよう。

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2009年1月19日 (月)

【TRPG】 虹の水晶宮 第四話

 ソードワールドの市販シナリオ「虹の水晶宮」をTORGにコンバートして遊ぶキャンペーン、ようやく第四話目を遊ぶことができた。
 今回のシナリオは、とっても意地悪なダンジョンでお宝探し。

 誰ですか、こんな意地悪なダンジョンを作った人はっ!? (笑)

 なんかイニシアチブのめぐり合わせも悪くて、ダンジョンに入って最初の戦闘で、いきなりラスボス戦並に大苦戦。
 プレイヤーたちの顔から血の気が失せる。
 マスターの顔からも血の気が失せる。
 これで最後までクリアーできるのかしらん?
 すごく不安だ。

 結局、半日かけて、半分も踏破できずに途中で終了。
 その日、一日で終わらせるつもりは最初からなかったので予定どおりだけど、二回に分けてダンジョンを制覇するなんて久しぶりだなぁ。
 TORGは戦闘に時間がかかるので、ダンジョンシナリオは長くなりがちなんだけどね……

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2009年1月15日 (木)

【TRPG】 クトゥルフ有名人集計結果

 某所でクトゥルフの有名なクリーチャーのアンケートを取りました。その集計です。

 なお、クトゥルフとダゴンとディープワンは殿堂入りとして、アンケート対象から外されていますのでご注意をば。

●ニャルラトテップ 12票

 断トツの一位ですね。

 非常に強烈なワイルドカードなので、私は意識してシナリオには登場させないようにしているのですが、この知名度を考えると、方向性を改める必要があるかも。

 ただ、便利すぎるので気をつけて使わないと、「はいはい、空が青いのも、猫がにゃあと鳴くのも、すべてニャル様のせいなんだよね」といわれそうで怖いです。

●ティンダロスの猟犬 4票

●グール 4票

 ティンダロスの猟犬は、やはりあの特有の設定が印象深いのでしょうね。私も大好きです。

 ただ、登場させると、その後始末が難しいので、なかなか使いづらい神話生物です。

 比叡山炎上で1ラウンドもかからずに瞬殺したのは良い思い出。

 グールは他のゲームに登場しているからという理由が多かったような。

 でも、私はクトゥルフ神話のグールは好きです。いろいろ細かいことをつきつめて考えていくと、なかなか奥の深い種族なので。

 ドリームランドのグールたちは、とても愛せます。

●ガタノソア 3票

●ハスター 3票

●ショゴス 3票

●ミ=ゴ 3票

 ガタノソアは完全にウルトラマン効果ですね。

 確かに怪獣っぽい、悪そうな名前です。

 ハスターは、ケイオスシーカーシリーズで知名度アップ?

 召還方法が九つのモノリスを用意するという見た目にもわかりやすいものなので、ハスター信者を出すシナリオが多いのかも。私も何度か利用しました。

 ショゴスは私の大好きな神話生物。ご奉仕、ご奉仕!

 ショゴス丼とかで有名かと思ったら、意外と票は集まりませんでした。残念。

 ミ=ゴはTRPGでの、やられキャラとしての立ち位置で知名度が高い?

 小説のオチも有名ですけどね。

●アザトース 2票

●シュブ=ニグラス 2票

●ヨグ=ソトース 2票

●バースト 2票

 有名神性の三本立て。

 こいつを登場させてもプレイヤーが納得して狂ってくれるようなシナリオを作ることができたら、キーパーも一人前でしょう。私は怖くてなかなか登場させる勇気はありません。

 でも、コンベンションなどでは派手なシナリオのほうが喜ばれるので、時々、登場させたりしてしまいます。

 バーストは実在の神様だからという理由でしょうかね。猫耳です、猫耳!

 一回だけオリジナルシナリオで登場させたことがありますが、仲間内には非常に不評でした。私はたいへん満足なシナリオでしたが。

 バーストの回避は宇宙一ィィィィッ!

以降、1票だけのかたがた……

●アトラク=ナチャ

●イスの偉大なる種族

●イタクァ

●ウェンディゴ

●ツァトゥグァ

●ビヤーキー

●古のもの

 イスの偉大なる種族と古のものは、私のSFマインドがビンビンして大好きな神話生物です。

 ただ、設定がややこしいので、初心者さん相手にはなかなか出しづらいのが難点。

 ツァトゥグァは信仰したら見返りをくれる優しい神様なので、信者を出しやすい神様ですね。

 このアンケートで名前の出た神話生物の中では、アトラク=ナチャだけがオリジナルシナリオで登場させたことがないのですね。

 特に深い理由はありませんが、なぜか使ったことがありません。

 そんなわけで、今回の結果は、今後のシナリオ作りの参考とさせていただきます。

 みなさま、ご協力ありがとうございました!

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2009年1月14日 (水)

【小説】 同人誌「みみっく!」の委託販売開始

 去年の冬コミにて頒布いたしました、17人の作家&15人の絵師による、全17編からなる完全オリジナル短編小説集『みみっく!』の委託販売が開始されました。
 欲しかったけど、コミケに行けなかったかたは、早めに手に入れるのが吉ですぞ。
 詳しくは、公式サイトをご参照ください。
Mimiku
 以下は、公式サイトのコピペです。

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お待たせいたしました、『みみっく!』の委託販売が始まります!
今週より全国「とらのあな」様にて順次発売されていく模様。
「近場にとらのあながない!」という方もコチラから通信販売が可能です(別途送料がかかります)。
また今後、とらのあな様だけでなく他店でも委託販売を行う予定です。そちらも準備が整い次第お知らせいたします。
それでは『みみっく!』をよろしくお願いいたします!
(『チーム八幡坂』責任者・三浦勇雄)
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2009年1月13日 (火)

【食事】 年末年始合宿・食事編

 ちょっと間が空いてしまったけど、日記的な意味合いとして、年末年始合宿の食事事情についてここに記すことにする。

 毎年のことであるが、ホテルでの宿泊のため火を使えないのが最大の問題である。

 そのため、おのずとオードブル系の料理がメインとなる。

 まあ、酒のつまみなのでそれでも十分なのであるが。

 クラッカーにいろいろなものを乗せて食べるのが定番のやりかた。

 今回は、ちょっと贅沢をしてブルーロブスターペースト、グースのレバーペースト、ビーフのレバーペーストの三種類を試してみる。

 ロブスターペーストはホイップされたふわふわのパテで、口当たりは軽いがロブスターの味はちゃんとするので関心した。ただ、混ぜものが多く、ふわふわの伊達巻みたいという意見もあり。

 グースはレバーペースト定番の味。フォアグラペーストよりもしつこくなく、飽きがこない。

 ビーフペーストは青旗印の家庭用瓶詰め。朝食などでトーストにぬって食べるような安物。

 しかし、みんなの評価はビーフペースト→グース、ロブスターというもので、味と値段が正反対の評価となった。私もその意見には反対しない。

 うーん、やっぱり舌が下品にできているのかなー?

 そして、唯一暖かいものとして珍重されるのが、セブンイレブンのおでんである。

 普段は見向きもしないが、一年に一度だけ、みんなに愛される存在となる。

 今回、大分のかたからいただいた柚子胡椒を持参して、からしがわりに使用すると――あら不思議、セブンイレブンのおでんがなんか上品な味わいに~

 柚子胡椒の分量のわからない人がたっぷりつけて「辛っ! 柚子胡椒、辛っ!」とかひーひーいいながら、みんなでおでんを食べる。これぞ、冬の醍醐味。

 身体に悪そうな出汁までずるずるっとすすって、満腹である。

 最後に、この飲み会で最大の功労者は、大分のかたからいただいたウルカである。

 一般的には鮎の内臓を使用した塩辛であるが、いただいたウルカは鮎の身ごとすりつぶして塩で発酵をさせたもの。こちらのほうが口当たりがよく、万人受けする味わい。

 見た目はとても食べ物に見えない、グレーのペースト状の物体であるが、これが実に珍味。

 魚の旨味が凝縮しており、小指の先ほど舐めるだけで口の中は鮎の泳ぐ清流へと……

 みんな塩辛や酒盗などの魚介の発酵食は大好きな面子なので、これはうまいと舐めまくる。

 そして、日本酒もぐいぐいと進むわけで。

 しかし、ウルカのすごいところは酒のつまみ以外でも楽しめるところ。

 昼ごはんとかに、ホテル近くの小僧寿しに行って、カッパ巻きのサビ抜きのみを作ってもらうわけですよ。

 そして、おもむろにその上に軍艦巻きのようにウルカを乗せて食べると――うまーっ!

 ウルカの風味を消さないように、サビ抜きにするところがポイントですな。

 カッパ巻きだけくれと寿司屋に頼むのが、ちょっと恥ずかしいけどね。

 十年近く続けて、少しずつホテルで飲み会という特殊な環境に順応して、満足度が上昇しているのだが、今回の最大の反省点は、ゲームが長引いて大晦日の飲み会しか楽しめなかったこと。

 これではどうしようもない。

 まったくもって残念であった。

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2009年1月 8日 (木)

【TRPG】 「Role&Roll Vol.52」に記事を書きました

「Role&Roll Vol.52」に『クトゥルフ神話TRPG』のリプレイ記事を書きました。
 短期集中連載でドリームランドのリプレイです。
 おそらくは商業誌でドリームランドのリプレイは、これが初めてなのではないでしょうか?
 今号のリプレイは、まずは導入編です。
 これまでいろいろと未訳シナリオやオリジナルシナリオでドリームランドを遊んできて、自分なりにドリームランドをプレイしやすいシナリオというものを考えてきました。
 そのまとめ的な意味も込めてのリプレイです。
「ドリームランドっていっても、どんなシナリオをプレイすればいいんだよ……」というキーパーさんへの参考となれば幸いです。
 皆さん、買ってくださいね。

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2009年1月 6日 (火)

【TRPG】 年末年始合宿・TRPG編

 毎年恒例、年末年始合宿。

 今回のメニューはクトゥルフ神話TRPG×2回と、オリジナル設定TORG×3回という内訳。

 プレイヤーで参加したクトゥルフ神話TRPGは……探索者の惨敗といった感じ。がっくり。

 TORGのほうは私がマスターを務めた。

 キャラメイクからスタートして、合宿中に終了する、ショートキャンペーン。

ゲームは3回とあるが、本当は5本の短編といった感じで、割とこまめに成長するチャンスがある。

 システム自体もかなりいじっており、普通のTORGとはちょっと違い、成長させることでキャラクターはぐんぐん強くなる。

 その成長の楽しさを味わってもらうために、なるべく成長のチャンスを与えるのが、ショートキャンペーンを成功させるコツだ。

 さて、シナリオのタイトルは「クリスタルスターの亡国」である。

 当然、「インディジョーンズ4 クリスタルスカルの王国」のパロディだ。

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●「クリスタルスターの亡国」あらすじ

 大戦末期、敗戦間際のドイツから密かに日本に運び込まれたオーパーツ、クリスタルスター。

 それは未知のテクノロジーの知識が膨大に詰まった、データボックスであった。

 クリスタルスターから引き出される知識は、戦後の技術発展に大いに利用された。

 ところが、このクリスタルスターの正体はただの記憶装置ではない。

 これこそは、人類誕生以前に地球を支配していた古の者の頭部なのだ!

 そして、クリスタルスターから知識を引き出すことができるのは、彼らとテレパシーでつながる奉仕種族ショゴスだけである。

ナチスはそのために独自の技術で人型のプチショゴスを生み出し、クリスタルスターとのコンタクトを取っていたのだ。

 ナチス残党と日本政府は、戦後も秘密裏につながりを保ち続けた。

日本政府はナチス残党を資金援助と保護を約束し、ナチス残党は日本政府にクリスタルスターから引き出される技術を提供してきたのだ。

 しかし、プチショゴスの少女、昭子に同情をした研究員が彼女をさらったことから話は始まる。

 上野公園で不思議な絵を描く少女、昭子と出会ったPCたちは、彼女の絵が未知のテクノロジーの概念図であることを知る。

 クリスタルスターとのコンタクトが可能な昭子を取り戻そうとする、ナチス残党たち。

 さらわれた昭子を追って、PCたちはナチス残党が隠れ住む長崎の離島へと向かう。

 日本軍の地下基地跡から昭子を救い出すも、ナチス残党はUボートで逃走。

 さらに、アジトを試作型原爆で爆破する。

 なんとか鉛製の冷蔵庫によって助かったPCたちは、Uボートの目的地である南極の狂気山脈を目指す。

 フォッケウルフ、タイガー戦車、新兵器UFO型ホバーなど、ナチスの兵器を撃退して、いよいよPCはクリスタルスターの発見された狂気山脈の遺跡へとたどり着く。

 そこには頭部の無い、クリスタル化した古の者が……

 この古の者は、ショゴスの反乱をやり過ごすため、自身の時間を停止することで、外部からの干渉を受けずに、永劫ともいえる時をここに在り続けてきたのだ。

 遺跡を調査すると、この遺跡自体が超高出力のエネルギー発射装置であることがわかる。

 そのとき、そこにやってきたのはナチス残党のトップである少佐。

 彼はショゴス研究の成果で、狂気山脈のショゴスと同化を果たしていた!

 最後の激闘。

 やがて少佐は自我を失い、完全にショゴスに飲み込まれてしまう。

 人間の自我を失い、本来の圧倒的なパワーを取り戻したショゴスを撃退するには、この遺跡を復活させて、超高出力のエネルギー放射で焼き尽くすしかない。

 PCたちは古の者の頭部にクリスタルスターを戻す。

 主人の復活により、遺跡に火が灯る。

 人知を超えたテクノロジーによるエネルギー放射は、ショゴスを一瞬で蒸発させるだけでなく、無限の宇宙へ向かって伸びていく。それは別宇宙にある、古の者のコロニーに向けられた通信であった。

 昭子の通訳によって、古の者と意思疎通をするPCたち。

 古の者は人間ならぬ昭子にも、宇宙へ旅立つことを誘う。

 道具として生みだされた昭子だったが、PCたちの優しさに触れたことによって、彼女はこの地球に残ることを決意する。

 古の者は別宇宙からのトラクタービームによって転送され、この地球からまたひとり神が消えたのであった。

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 な~んて、お話であった。

 本当はもうちょっと入り組んでいる。

「黄昏の天使」のパロディや、「ダブルクロスキャンペーン・プレイクアップ」のネタもたっぷり入っている。

 しかし、やっぱり一番多いのはインディジョーンズ4ネタである。

●真実は図書館に無い!

●軍服のねーちゃんがフェンシング。

●原爆を避けるため鉛製の冷蔵庫の中に。

●宇宙人の遺跡が変形する。

●宇宙と宇宙の狭間。

 といった、おきにいりネタをすべて盛り込むことができた。

 そのかわり、ボリュームのほうはたっぷりで、プレイにやたらと時間がかかってしまった。

 誤算というわけではないのだが……おかげで夜の飲み会の時間が取れずに、私的にはがっかり。

 私以外は、あまり酒好きでない面子だったので、一升瓶を眺めながらひとりで悶々としていたとさ。

 まあ、合宿とかでしか味わえない、手ごたえのあるゲームを遊んだということでヨシとしよう。

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2009年1月 5日 (月)

【小説】 「もふもふっ 珠枝さま!2」が発売されます

 新年早々、私にとってはおめでたい話。

 私の小説「もふもふっ 珠枝さま!2」が1月23日に発売されます。

 くわしい情報や、あらすじなどはMF文庫Jの公式サイトのほうをご参照ください。

 公開されている表紙を見ればわかるかと思いますが、「ん~ふふふっ」なあの子も再登場です。

 とあるかたから、シリーズ中で一番面白かったというコメントをいただいた嬉し恥ずかしな一冊。

 嘘か誠か、是非、みなさんの目でご確認くださいね!Mofumofu2

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2009年1月 4日 (日)

【雑談】 新年あけましておめでとうございます

 遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。
 年末年始は、魂が折れるほどTRPGなどを遊び倒してい内山靖二郎です。

 今年も楽しい一年にしていきたいと思います。
 とりあえずは1月25日に「もふもふっ 珠枝さま!2」が出ます。
 何卒よろしくお願いします。

 画像は今年の年賀状です。
 イラストはMASATO君が描いてくれました。

Nenga2009_3

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