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2009年2月 1日 (日)

【雑談】 栃木県立博物館の「異界をめぐる民俗」展に行く

 天気が良かったので、マイミクさんのサイトで紹介されていた、栃木県立博物館の「異界をめぐる民俗」展にふらりと行ってきた。
 巨大な公園の中に立つ、なんかうら寂しい博物館であった。

 まずは常時展示室を見学。
 栃木県の縄文遺跡の出土品などが豊富。
 打製石器の矢じりが並んでいるのを見て、ハァハァしたりする。
 縄文式土器の文様を見て、ハァハァしたりする。
 巨大な家型埴輪を見て、ハァハァしたりする。
 屈葬された骨格標本などを見て、ハァハァしたりする。
 あと、妙に鉱物標本が充実していた。足尾銅山があったからかな?
 キューブ状の巨大な結晶をつけた金属標本にハァハァしたりする。
 岩の空洞の中にぎっしり詰まっている結晶って、なんか迫力あるよね。人の見えないところでも、世界はきちんと法則どおりに動いているとか、そういったものを感じさせる。

 さて、メインの「異界をめぐる民俗」の展示室。
 展示品は、栃木県近郊で行われている土着儀式に使用される小道具などの展示。
 村境に吊るす巨大わらじとか。
 虫送りに使うわら人形とか。
 馬小屋の魔よけと思われる、サルの頭蓋骨の入った箱とか。
 そのあたりが私的にはツボ。
 あと、「もふもふっ 珠枝さま!」に登場する竈神の面らしきものがあったのは収穫。
 ひょっとこではなく、鬼に似た強面の巨大な顔だったけどね。
 いまどきなかなか現物は拝めないと思う。
 あと、山の神の木彫り人形は、とっても素朴な作り。
 顔は鬼だけど、赤いリボンのようなものをつけていて、ちょっとおしゃれな感じ。珠枝に似ているかも、などと、ひとりでにんまり。

 順路の最後になんの冗談か、古い見世物小屋の定番ネタの「大イタチ」の見世物が置かれてあったのは笑ってしまった。
 まあ、見世物小屋も異界といえば、異界であるが。
 ネタはわかっているのだが、イタチが描かれた垂れ幕をめくってみると……やっぱり、そこには六尺三寸の大イタチがっ!Photo
 正気度判定――ならぬ、笑気度判定モノですな。
 しかし、こんなもの、どこから持ってきたのだろう……?

 館内は撮影禁止なので、博物館の写真を撮ってきたが、なんかのっぺらぼうな建物だなぁ。

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