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2009年3月24日 (火)

【雑談】 池袋DVD映画観賞会

 ひさしぶりに池袋にてDVD映画鑑賞会を開く。
 この鑑賞会の良いところは、静かに観賞するのではなく、笑ったり突っ込んだり、文句をいったりしながら、大騒ぎをして観るところ。
 観た映画は以下のとおり。

◆殺人狂時代
 チャップリンの作品ではなく、岡本喜八のほうでモノクロの日本映画。
 主人公が個性豊かな殺し屋たちに狙われ続けるというサスペンス・コメディ。
 精神病院の患者を調教して殺し屋に仕立て上げるという、天本英世が演じる院長が滅茶苦茶はまり役。
 登場するたびに、我々は歓声をあげるぐらい。
 意外と脚本もしっかりしていて、納得のできるオチがついたのは逆に意外であった。
 場違いに明るいBGMと、凝ったアングル、そしてモノクロ低予算日本映画ならではの陳腐な空気が相まって、実に面白い映画となっていた。
 人には薦めないけどね。

◆スターシップ・トゥルーパーズ3
 第一作は、世紀のツッコミどころ満載映画。
 深夜、喉がかれるほどツッコンだのは良い思い出である。
 さて、その第三作であるが、あいかわらずひどい軍隊である。
 歩兵部隊に関しては、無能な人間を間引きするために戦場に送っているとしか思えないな。
 つーか、敵は虫けらで、占領目標すらないのに、なぜ歩兵が必要なんだよと。
 機械化部隊だけでいいじゃん。
 装甲車一台無い地上部隊ってなんだよ?
 というか、地上部隊いらないよ。戦闘ヘリだけでいいよ。無いのかよ!?
 ……と、楽しく文句をいうのが正解の映画なのである。
 ただし、映画内で流されるプロパガンダ映像の出来は秀逸。テレビショッピング感覚で徴兵するノリノリさがたまらない。
 あと、第三作目でようやくパワードスーツが登場するのだけど、原作に比べるとまったくもって意味のない存在であった。
 あんな機動性なら、装甲車のほうが役立つよ。
 けど、無敵。
 意味も無く、無敵。
 最後にちょっとしかでないので、まったく騙された気持ちであるが、売り込み文句として「今回はパワードスーツが出ます!」というのが必要だったんだろうな。
 しかし、どう観てもこれは戦争マニアが支配する狂った世界を描いたブラックジョーク映画だと思うのだが、実際のところはどう捉えられているのだろうか?
 不思議でならない。
 とはいえ、まあツッコミどころは満載で、私としては実に楽しめた。
 ただし、ひとりで観てはいけない。絶対に。

◆悪魔の毒々おばあちゃん
 まあ、タイトルどおりの映画。
 人の良いおばあちゃんの遺産を狙って集まる「うじ虫」な親戚たちがたまらなく下衆でキャラが立っていて楽しい。
 こんなNPCの出てくるTRPGがやりた~い。
 ショットガン対策に、中世の鎧を着て襲ってくるおばあちゃんがとっても可愛い!
 良い人も悪い人も男も女も子供もデブも、等しく皆殺し。
 それにしても観終わった後、なんの感慨もわかないこの爽快さ。
 うん、これぞ毒々だね。
 食前に観る映画にはあまり相応しくないけどね。

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コメント

殺人狂時代に一票入れたいですね。
ストーリーとしてはサタスペ向きですかね色んな意味で。
何気に死神博士とウルトラマンのイデ隊員が競演してるんで、特撮ファンとしては結構穴場的な作品らしいですよ。
ちなみに公開時はわずか一週足らずで打ち切りになった曰く付の作品でだそうです。

投稿: やまさん | 2009年3月25日 (水) 16時45分

 放送禁止用語満載で、とても地上波には流せないような内容でした。
 これはDVDでしか見られないですね。

投稿: 内山靖二郎 | 2009年3月29日 (日) 21時07分

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