【雑談】 国立歴史民俗博物館に行ったよ その2
千葉県は佐倉市にある、国立歴史民俗博物館に行ってきた。
石器時代から縄文、弥生、平安……時代通りの順路を無視して、いきなり民俗展示へ移動。
歴史的遺物ではなく、日本各地の信仰や風習に関係する展示がされている。
私の大好物である(じゅるり)。
まず入口には、山ほど絵馬が飾ってある。
江戸時代の頃と思われる、絵解きの絵馬もいくつか。
とりあえずクトゥルフ者として、タコの絵馬を発見。解説によると、タコの目玉は鋭く丈夫なので眼病平癒の願掛けということだ。
あえのことの座を作った民家の実物展示もある。
昔の薄暗い民家の雰囲気がよく再現できているが、おかげで写真も真っ暗だな(笑)。
山の神様の石像がいろいろ並んでいるのは面白い。
これらは各地の人々が、自分の想像に任せて自由に作成したものなのだろう。各地の山の数だけ、それぞれに神様がいるぐらいだから、系統だったものは感じられない。
しかし、その中でも大分県の個人蔵だという山神の男と女の像は、あまりに禍々しい。
山神だからひとつ目なのは納得できるんだけど、鳥をモチーフにしたのはなぜなんだろう?
こんなものが山道にあったら、探索者ならぬ私としては、絶対にその山には入りたくない。間違いなく神隠しに遭うだろう。
他にも雛人形がぎっしり詰まった雛送りの船とか、沖縄地方の来訪神の扮装とか、見た目にもインパクトがあるものが続く。
ビデオ上映もあり、NHKの地方局が映像資料として残したような、大家族の旧家で行われていたような古い儀式がテーマに分かれて4分ずつ見られる。
もう伝わっていないような貴重そうな映像もあり全部見てきた。実に興味深い。
ただ、全体的には民間信仰よりは、展示物を介して各地で受け継がれている行事を紹介している部分が強い感じ。
まあ、信仰とか重いことをいうと、アレルギーを起こす人がいるだろうから、博物館の展示としては間違いではないのかも。
私的には、もっとどろりとした異界の雰囲気を堪能したかったのだが……(笑)
そんなわけで、まだレポートはつづく。
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