【小説】 第48回日本SF大会のこと
栃木県は那須塩原のホテルをSFファンたちが占拠して開催された、第48回日本SF大会「T-con2009」に参加してきた。
いやあ、昼の12時から、翌朝の5時まで、すべてのイベントコマに参加したよ。スゲー疲れたけど。
高千穂遥先生、加藤直之先生、野尻抱介先生といった、敬愛する先生がたを生で見られたことに感激。
特に、高千穂遥先生には挨拶までさせてもらった。
すごくスマートなアスリート体型で、私の知っている著者近影とは別人のような姿でビックリ。いやはや、作家とは思えない素晴らしき肉体管理。
野尻抱介先生が出席された企画にも参加したけど、あまりお話を聞けなかったのは残念だったなぁ。
これまでSFマガジンの記事でしか触れられなかった星雲賞の授賞式に参加できたのも、良い記念である。
日本長編部門「ハーモニー」を受賞された伊藤計劃さんは34歳で亡くなられており、お母様が代わりに壇上にあがる。その挨拶には物書きの端くれとして胸が詰まった。
企画では、手作りプラネタリウムが面白かったな。
「宙のまにまに」で読んだものがそこにある。
なるほど、これは良いものだ。
こんなものが高校の文化祭なんかで展示されていたら、ちょっと感動してしまうかも。
おまけの3D映像も実に楽しい。
いろいろなイベントに参加されているようなので、機会があったら観ておくことをおすすめする。
ホテルの部屋で、たまたまSFファンの大々先輩であるところの門倉純一さんと同室になって、SFよろず話をさせてもらったのも楽しかった。
さすがに知識が深く、どんな話題でも広げられるところには敬服させられる。
ほぼ徹夜明けで温泉に入ったあとで、疲労もピークのため、ついつい布団に寝転がりながらリラックスしてお話してしまったのは先輩に失礼だったと、いまとなっては反省している。
私がパネラーとして参加した「クトゥルフ神話でTRPG」では、大部分の参加者のかたが『クトゥルフ神話TRPG』の経験者のうえ、原作もラヴクラフトあたりは押さえているというかたが揃っていた。
そんなわけで基本は軽く流して、『クトゥルフ神話TRPG』の海外展開などのちょっと濃い目の話をさせてもらった。やはり「Secrets of Japan」の話題は盛り上がるね。
あとは、質疑応答をしながらクトゥルフ神話のトリビア的なことを駄弁る。
以前のJGCでのトークショーよりもたくさんの参加者が集まってくれたし、成功だったんじゃないかな?
今回、初めてのSF大会の参加であったが、とても楽しめた。
次回は東京にて開催ということなので、都合があったらまた参加してみたいね。
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