【食事】 じんわり染みるだご汁
九州あっちこっち紀行 その5
熊本県立装飾古墳館で古墳を案内していただける学芸員のかたと合流する前、ちょっとだけ時間に余裕ができたので、古墳館の隣にある鹿央町物産館に食事に立ち寄る。
時間は昼食には遅い午後三時だが、実は朝五時に起きてから、ずっとフルで活動していたため、いままでまったくなんにも食べていない。
おなかはぺこぺこ。
誰もいない広い食堂に入ると、一瞬の迷いもなくだご汁を注文する。
九州地方の名物料理らしいので、チャンスがあれば食べたいと思っていたのだ。
だご汁とは、だんご汁とも呼ばれている。
そり調理法はいろいろバリエーションはあるようだが、共通することは小麦粉を練ったものを、野菜たっぷりの汁にいれたもの。
こちらのだご汁は味噌仕立て。
団子といっても丸い団子ではなく、親指ぐらいの太さで長さのモチのようなものである。
この店では赤米を混ぜた団子が入っているのが、古墳館の隣という食堂っぽい。たいがい歴史博物館の食堂では、他との差別化を図るために赤米とか黒米とかをメニューに入れているものだ。
まあ、見た目で味も想像がついたが、はてさてどんなものやらと食べてみると……あれっ、なんか地味に旨いな!
なんとなく、ふにゃふにゃした小麦粉の塊が入っているイメージを持っていたけど、全然違った。
かなり団子は腰が強い。堅いうどんか、白玉団子ぐらいの歯ごたえで、ちょっとだけもちもちしている。新食感というほどではないが、なんか心地よい歯ごたえだ。
汁のほうも野菜の味がしっかり出ていて、身体に染み渡るよう。
たぶん空腹だったせいもあるだろうが、なんかすごい満足感があった。
うーむ、だご汁を侮っていた。
阿蘇周辺にはだご汁の店が密集しており、スケジュール的に厳しかったので食べ歩きはあきらめたのだがちょっと後悔かも。
今度、どこかで食べられるチャンスがあったら、忘れずに食べることにしよう。
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