【雑談】 阿蘇山退避命令
九州あっちこっち紀行 その2
熊本空港から一時間ぐらいで阿蘇山の山頂に到着。
せっかくなので阿蘇山ロープウェーに乗りたかったけど、ワイヤーの点検をしているそうで運休。
しかたなく、有料登山道をレンタカーで登る。
到着した直後、見学できる区域の拡大のアナウンスが流れる。
阿蘇山は火口からのガスの具合によって、立入禁止の区域が変化するのである。
幸いな事にこの拡大のおかげで、火口がよく見える場所に立ち入ることができた。
火口にたまったエメラルドグリーンの水から、大量の湯気が立ち上っている。なかなか迫力がある。さすがは阿蘇山。
それにしても、やけに咳が出る。
これは亜硫酸ガスの影響かと。
火山だと硫黄臭さ(硫化水素)を警戒するが、亜硫酸ガスも危険。
案の定、ガス濃度が高まったので避難するようアナウンスが流れる。
火口から離れれば良いのかと思いきや、周辺すべて立入禁止となり、登山道を降りるように指示される。
みんな急いで車に戻って、下山を始めた。
なんか騒然としてきたぞ。
避難しながら係員の人に聞いたところ、この季節、三日に一回ぐらいは立入禁止になるそうな。
火口が見られたのは、ちょっと幸運だったのかも。
ギリギリで火口見物ができたことに満足しつつ、阿蘇山を下山。
今度は北側のルートを通って、山鹿市のほうへと向かう。
こちらのルートは阿蘇の平野を走り抜ける、とっても爽快な道。
途中で米塚の真横を通り過ぎる。
ススキの野原にポツリとある、お椀を伏せたような綺麗な小山。
まるで人工の山のようにも見える。
星野之宣の「ヤマトの火」では、ここに巨大銅鐸を吊していたとか……いないとか。
ところで、幸運にも見物できた火口だったのに、なぜかデジカメのデータからすっぽりと消えていた。
きっと、我々を避難させた理由も、本当はガスなどではなく、もっと名状しがたいモノが現れていたのだ。
だから、なんらかの方法でソレを撮影してしまったかもしれないデジカメのメモリーを破壊したのだろう。
阿蘇山おそるべし。
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